29: ◆vFrOP6Ejc.[saga]
2013/10/19(土) 18:42:34.48 ID:e1A6D2xD0
「ここは。。。。」
いつもの公園、いつもの夢の中だ。
「なんだ、結局この夢の世界に入ってくるんじゃない」
あの機械は関係なく、たまたま同じ夢をずっと見ていただけなのかもしれない。
そう思いながら、あたりを見回してアイツを探そうとしたところで、後ろから声をかけられた。
「おや、御坂さんじゃないですか」
振り向いた先にいたのは、海原光貴だった。
げっ、なんでコイツが?
やっぱりあの機械じゃないとダメなんだろうか。
「あら、海原さんじゃないですか」
「こんなところで奇遇ですねぇ」
「あ、わたしはちょっと人を探してますので、これで」
さっさとその場を立ち去ろうしたところ、手をつかまれて引き戻された。
「残念ながら、この世界には彼はいませんよ、御坂さん」
「べ、べつに、アイツを探しているわけじゃっ」
そう答えると、海原光貴はやれやれと苦笑する。
「彼、と言っただけなんですけどねぇ」
「彼にばっかりかまっていないで」
海原光貴が続ける。
「そろそろ私の気持ちに応えてくれませんか、御坂さん」
「私が貴女のことを思う気持ちはとっくに気付いているはずです」
「私だって貴女のためにいろいろとしてきたんですよ」
何を言っているのか理解ができない。
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