過去ログ - モバP「膝上の猫を撫でるように」
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/21(月) 04:24:25.38 ID:qNu7GSNro
志乃「あら、お酒切れちゃったわね」

P「何か用意してきましょうか?」

志乃「いいわ。待ってる間の時間がもったいないもの、そろそろ時間みたいだし」

P「えっ、もうそんな?」

志乃「楽しい時間はあっという間よね……お酒が入るとなおさらそう」

P「ええと、俺は志乃さんをちゃんと労って差し上げられましたかね。特別なことはできませんでしたけど」

志乃「そうでもないわよ。特別なひとと二人きりで飲む、これ以上に何も望まないわ」

P「ならいいですけど、ってもしかしてからかってます?」

志乃「どうかしらね、ふふ」

P「……。それより、立てますか? 量も量でしたから大丈夫とは思いますが、一応ね」

志乃「ええ。ありがとう、Pさん――」


 ※差し出された手を取って立ちあがると、すぐにはその手を離さない志乃。
  Pが不思議に思うのも束の間、不意に志乃は寄り添うようにその体をPに預けた。


P「うわっ、し、志乃さん!?」

志乃「少し……酔っちゃったかもしれないわね」

P「そんなに強いものじゃなかったはずですけど……大丈夫ですか?」

志乃「そうね、もう少しだけこうしてていい?」

P「ええ。でももし体調が優れないようならタクシー呼びましょう」

志乃「心配症なのね……それより、Pさん?」

P「はい?」

志乃「さっきのことだけど、やっぱり私、あなたに期待してるわ。……待ってるから」

P「さっきの……」


 ※それだけ言うと志乃は緩やかにPから離れ、僅かながら火照った微笑みを浮かべてその場を後にする。
  ひとり残されたPは、静けさが破られるまでその言葉の意味を何度も自問自答していた。


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