過去ログ - 【スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION】
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◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2013/10/25(金) 00:13:08.92 ID:E8YXxBxLO
「…ふう。捕まえた!」
なのはさんがリュウさんをキャッチしてくれたからだ。
体勢を安定させたなのはさんはリュウさんを抱えたまま飛び、リュウさんがあたしを両腕で抱え直す。
「こちら教導隊01。エントランスホール内の要救助者一名を救助しました」
『ありがとうございます。流石は航空魔導師のエース・オブ・エースですね!』
本局に救助成功の報告をするなのはさん。
「西側の救護隊に引き渡し次第、救助活動を再開します」
『お願いします!』
通信が終わろうという時にリュウさんが割り込む。
「微力ながら俺も協力しよう」
『!?…あなたは誰ですか?要救助者ではないのですか?』
「うーん…」
リュウさんはどうやら質問される事は想定していなかったようで、難しい顔をして答えあぐねていた。
「それは私が説明します。以前に存在が確認された『格闘家』の事は覚えていますか?」
『ええ。魔法も使わずに魔法に匹敵する力を持つ人間の事ですよね』
「……(『かくとうか』…まほうとおなじようなちから…)」
「そう。そしてこの人が初めて確認された格闘家のリュウさんです」
『なるほど。その人が以前の報告に聞いた…それなら実力は問題無しと。どうしてそんな場所にいたのか理由を聞きたいところだけど…今はそれどころじゃないですね。Mr.リュウ、御協力感謝します』
「ああ、任せてくれ」
『ではお願いします』
こうして通信は終了した。
炎の中から助け出してもらって、連れ出してもらった広い夜空。
跳び上がった時はどうなるかと思ったけど…今は冷たい風が優しくて…抱きしめてくれる腕が、暖かくて…。
助けてくれたこの人達は…強くて、優しくて、カッコ良くて…。
泣いてばかりで何も出来ない自分が、情けなくて…。
あたしはこの時、生まれて初めて…心から思ったんだ。
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