過去ログ - 【スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION】
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283: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/01/06(月) 17:38:43.31 ID:U388e4u3O
幻は拳ではなく両掌から放たれた気功波で両方が同時に掻き消されたからだ。

俺のいた世界では気を操る者の殆どは修行によってその術を得る。稀に修行も無しに操る天性の素質を持っている者も存在するが、それは身体能力の強化に限る。
その理由は…手を強く握れば拳の硬さが増すように、腹筋に力を入れれば筋肉が張るように、「自分の身体の一部に力を込める行為の延長」として肉体が反応するからだ。身体中の気を一部に集める行為は基本的に気の喪失が殆ど無いので無茶な使い方をしない限りは疲労感も無く、無意識にそれをやる者は気付く者も殆どいない。
しかし「気の放出」は修行無しには会得出来ない。何故ならば本来人間には「気を放出する」という概念が存在しないからだ。
その行為は言ってしまえば生命力を投げ捨てるに等しい行為で、無闇に使えば命を削ってしまう。そんな行為を人間の生存本能が許す筈も無く、無意識にそれを拒否してしまう。
だが先人達は本能を乗り越えた。
気を体内で練り上げ、増幅し、在り方を変える事で放出する術を得たのだ。
その為放出される気は体内に元々存在するものとは別物になっており、それは摂理に逆らう行為でもある為、「概念を知らなければ絶対に不可能な行為」となっている。

「(気功の概念すら持たない人間がこの短時間にここまで成長するなど…況してや気功波を放つなど決して有り得ん…。殺意の波動はこんな事まで可能にしてしまうのか…!)」


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