過去ログ - 【スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION】
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◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 18:43:21.32 ID:U388e4u3O
☆滅・波動拳
殺意の波動を自分の気で圧縮して放つ荒技。当たると圧縮された殺意の波動が炸裂する。長らく殺意の波動に苦しんでいたリュウが苦心の末に編み出した技である。
威力は圧縮された殺意の波動の大きさに比例するが、自分の気の放出量を増やす事により加速させたり無理矢理押し込む事も出来る。
この技を編み出した事でリュウは殺意の波動を僅かながらコントロールする術を身に付ける事が出来た。
しかしこれは一歩間違えば殺意の波動が暴走し、意識を支配されかねない危険な行為でもある。
以下略
286
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 20:00:12.17 ID:U388e4u3O
紫色の気弾がスバルの放った気功波を貫いた…が、スバルは即座に体勢を立て直し、両腕で受け止めた。
「オオオオオオオオ!!」
スバルの気が更に膨れ上がり、滅・波動拳を押し返そうとする。
「波ぁぁぁぁぁぁぁ!!」
以下略
287
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 20:40:19.87 ID:U388e4u3O
その時、再び「あの光」が輝いた。
その光は4年前と同様に眩しく輝き辺りを包む。その直後、スバルの殺意の波動が弱まった。
「(明るくて暖かい…これは何…?)」
「これはあの時の…今だ!)波ぁ!!」
以下略
288
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 21:04:19.74 ID:U388e4u3O
「きゃああああ!!」
直撃した瞬間、炸裂音と共に激しい爆風が巻き起こりティアナが吹き飛ばされた。
「痛っ…。スバル…スバルは!?」
身体を起こしたティアナがスバルへ目を向ける。
以下略
289
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 21:48:05.05 ID:U388e4u3O
「スバル!」
捻挫している筈のティアナだが痛む素振りすら見せずに全力で駆け出し、倒れる寸前のスバルを受け止めた。
「(足を挫いているのに無理をする…。やはりいい…コンビだな…)」
落ち着いたところで先程の攻防を振り返る。
以下略
290
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 22:21:01.57 ID:U388e4u3O
「スバル!スバル!聞こえる!?」
スバルの返事が無い。まさか…!
「…寝てる…。人の気も知らないでこいつ…良かった…!」
ティアナは自分の怪我も忘れてスバルを抱きしめていた。
以下略
291
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 23:06:33.51 ID:U388e4u3O
………
………
………
「(俺は…気絶していたのか。どれ位寝ていたんだ?…これは…)」
以下略
292
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 23:40:44.13 ID:U388e4u3O
気を取り直した二人だったが、ティアナはスバルが目を覚ますまで待っていた為に試験の残り時間があと僅かとなっていた。
こればかりは俺の力ではどうしようもない。
元々今回の試験は諦めていたティアナだったが、スバルは二人でゴールする為に自分の考えた「裏技」を提案。ティアナはスバルを信じてそれに乗ったようだ。
スバルの作戦説明が終わったところで短い残り時間に無理を言ってスバルに殺意の波動の制御の仕方を口頭で説明し、ついでにスバルの拳法に関して助言もした。
以下略
293
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 23:57:47.06 ID:U388e4u3O
「…行ったか。俺は自分があんなに世話好きではないと思っていたんだがな。柄にも無い事をしてしまった」
試験前までは他人の事を考える余裕も無かった筈なのに、気付けば今はスバルの事ばかり考えていた。
「(同じ力に苦しむ者としての同情か?…いや、こんな事を考えるのはスバルに失礼だったな。
だが…俺は心の何処かで苦しみを共有出来る仲間を求めていたのかも知れん。だとすればそれは…俺の心の弱さに他ならない。俺は…こんなにも弱い人間だったのか?
以下略
294
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[sage]
2014/01/07(火) 00:03:00.48 ID:eEjBZfmVO
今日はここまでにします。
正月休みがもう終わりだー!やれやれだぜ!
295
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/09(木) 20:21:31.89 ID:r+WlkR/aO
「(スバル…。一時的に精神が揺らいだだけであれだけの事が起こった…。俺は…本当に戦い続けていいのか?)」
スバルに起こった事が俺には起こらないとは言い切れない。自分の歩む道に疑念が生じる。
しかしいつまでも落ち込んではいられない。
「(…今それを考えるのはやめよう。スバルの試験も気になる。追い付いたら隠れて見守るか)」
以下略
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