過去ログ - 【スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION】
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477: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:05:11.51 ID:Xh9/lkGRO
「我々機動六課はこの何者かの企みを阻止する事を第一の目的とし、他の犯罪や災害にも迅速且つ確実に対処していく所存です」

はやてが会議を締め括ると形式的な軽い拍手が起こった。出席者の雰囲気や表情から察するにはやてや機動六課の事を快く思っていない者が少なからずいるようだ。 やはり若者が大きく出るのが気に入らないのだろうか。

「………」
以下略



478: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:14:57.74 ID:Xh9/lkGRO
「犯罪者が…!」
はやてを見ながら呟くレジアス中将の声が聞こえた。聞き間違いでなければ「犯罪者」と言っていたが…はやてが犯罪者?そんな事は有り得ない。何かの間違いに決まっている。さっさと忘れよう。
[会議終了後 移動中 ヘリ内部]
思いの外疲れてしまった。やはり会議のような堅苦しい場は苦手だ。

以下略



479: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:20:49.74 ID:Xh9/lkGRO
[数十分後 機動六課隊舎]
隊舎に到着するとヴァイスは用事で足早に帰って行った。
俺達も解散してそれぞれの部屋へ向かおうとしたその時…
「…やはり解せん」
突然ナッシュが呟く。
以下略



480: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:27:07.38 ID:Xh9/lkGRO
「ナッシュ中尉…」
「ですがあの子た…」
「はやて、フェイト。それは俺から言おう。聞いてくれナッシュ」
「…聞くだけは聞こう」
「俺はフォワード陣の年上の2人と闘った事がある。模擬戦のようなものだがな」
以下略



481: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:31:19.33 ID:Xh9/lkGRO
「…その時の彼女達の目は年相応のそれではなく真剣で直向きなものだった。思いが強過ぎて多少のトラブルが起こってしまった程だ。それだけでなく仲間の為に自分の身を投げ出す覚悟もあった。
彼女達は遊び半分や強制ではなく自らの意志で信念を貫く為にその道を選んだんだ。
そしてその子達を部隊へ引き抜こうと決めたのはなのはだが見つけてきたのははやてだ。はやての人材を見る目は正しかったという事だと思う。 他の二人もフェイトが選んできたんだが、きっとその子達も同じように自らの意志で闘いの道を選んだんだろう。
俺ははやてもフェイトも…そしてなのはの事も信頼している。だから三人の選択を信じたい。あの子達をもう少し長い目で見てやって欲しいんだ」
「「「(リュウさん…)」」」


482: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:35:53.63 ID:Xh9/lkGRO
「フッ…。『孤高の求道者』とも呼ばれていた事がある君にそこまで言わせるとは大したものだ。だがこればかりはこの目で確かめなければ信じる事は出来ん。そこまで言うなら腕試しをさせて貰いたいものだ。八神部隊長、如何だろうか?」

はやては目を閉じてしばし考え込み、目を開けるとナッシュに返答を述べる。
「…信頼していただく為にも必要なようですね。分かりました、模擬戦を行いましょう」
「急な申し入れを受け入れて頂いて感謝する」
以下略



483: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:40:22.70 ID:Xh9/lkGRO
「いえ、あの子達にもいい経験になるでしょうから。期日は一週間後で宜しいですか?」
「ああ、構わない。チームプレーを特訓する時間は必要だからな」
「ありがとうございます。では人数はどうしますか?あなた方の実力は理解しているつもりです。ですからこちらとしてはチーム単位で動く事が前提なのでフォワード2人対そちら1人かフォワード4人対そちら2人を考えているんですが…」
「私を甘く見ているのか?こちらは私一人でいい。君達のチームは全員で掛かって来るんだ」
「え?」


484: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:44:27.48 ID:Xh9/lkGRO
「ナ、ナッシュ!」
「ちょっとあなた…」
「……。(始まったか…)」
「ナッシュ中尉!あなたにも『ボディリミッター』は付いてるんですよ!?」

以下略



485: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:50:52.43 ID:Xh9/lkGRO
「いくら何でもそんな状態で四人相手なんて…!!」
「聞こえなかったか?1対4だ。力が抑えられているなら手加減の必要が無くて余程やりやすい」
ナッシュの目は本気だ。だが何故…。

「…ナッシュ中尉。本気なんですね?」
以下略



486: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:56:36.54 ID:Xh9/lkGRO
「ッ!…では準備はこちらで進めておきます……!」
「…これで失礼する」
ナッシュは足早にその場を去った。しかし流石にはやても怒りを隠し切れないようで、人目を憚らず歯噛みしている。端から見ている俺でさえも目に余る挑発だ。無理もない。
「(だがナッシュの目…複雑な感情が見え隠れしている…。恐らくは単に子供達の事を心配しているだけではない。あそこまで言ったのも何か理由が…)」


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