過去ログ - 【スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION】
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482: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:35:53.63 ID:Xh9/lkGRO
「フッ…。『孤高の求道者』とも呼ばれていた事がある君にそこまで言わせるとは大したものだ。だがこればかりはこの目で確かめなければ信じる事は出来ん。そこまで言うなら腕試しをさせて貰いたいものだ。八神部隊長、如何だろうか?」

はやては目を閉じてしばし考え込み、目を開けるとナッシュに返答を述べる。
「…信頼していただく為にも必要なようですね。分かりました、模擬戦を行いましょう」
「急な申し入れを受け入れて頂いて感謝する」
以下略



483: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:40:22.70 ID:Xh9/lkGRO
「いえ、あの子達にもいい経験になるでしょうから。期日は一週間後で宜しいですか?」
「ああ、構わない。チームプレーを特訓する時間は必要だからな」
「ありがとうございます。では人数はどうしますか?あなた方の実力は理解しているつもりです。ですからこちらとしてはチーム単位で動く事が前提なのでフォワード2人対そちら1人かフォワード4人対そちら2人を考えているんですが…」
「私を甘く見ているのか?こちらは私一人でいい。君達のチームは全員で掛かって来るんだ」
「え?」


484: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:44:27.48 ID:Xh9/lkGRO
「ナ、ナッシュ!」
「ちょっとあなた…」
「……。(始まったか…)」
「ナッシュ中尉!あなたにも『ボディリミッター』は付いてるんですよ!?」

以下略



485: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:50:52.43 ID:Xh9/lkGRO
「いくら何でもそんな状態で四人相手なんて…!!」
「聞こえなかったか?1対4だ。力が抑えられているなら手加減の必要が無くて余程やりやすい」
ナッシュの目は本気だ。だが何故…。

「…ナッシュ中尉。本気なんですね?」
以下略



486: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 21:56:36.54 ID:Xh9/lkGRO
「ッ!…では準備はこちらで進めておきます……!」
「…これで失礼する」
ナッシュは足早にその場を去った。しかし流石にはやても怒りを隠し切れないようで、人目を憚らず歯噛みしている。端から見ている俺でさえも目に余る挑発だ。無理もない。
「(だがナッシュの目…複雑な感情が見え隠れしている…。恐らくは単に子供達の事を心配しているだけではない。あそこまで言ったのも何か理由が…)」


487: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 22:01:19.37 ID:Xh9/lkGRO
「なんなんやあの人!あの子達をバカにして!」
「私も正直…言い過ぎだと思うな…」
「リインもあの人キライですー」
三人ともかなり苛立っている。話し掛けるのも難しい状態だ。しかしこの空気の中でガイルが二人に話し掛けた。
「三人共、ナッシュの事で聞いて欲しい話がある」
以下略



488: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 22:07:25.41 ID:Xh9/lkGRO
「…何ですか?」
「…手短にお願いします」

「ナッシュは普段は冷静だが…見ての通り一度感情に火が付くと俺でも止められなくなる。
本来のナッシュは穏やかで優しいんだ。特に…子供には…。軍人でいられるのが不思議な程にな。ナッシュがいてくれたからこそ俺はただの殺人機械にならずにいられたんだ」
以下略



489: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 22:13:36.37 ID:Xh9/lkGRO
「…ではこれ以上の問答は無意味ですね」
「…私達は失礼させて貰います」
「待つんだ!…一つだけ覚えておいてくれ。あいつは決して無意味に人を侮辱する男ではない。この腕試しにも必ず意味があるんだ」
「…覚えておきます」
「…ありがとうございました」
以下略



490: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 22:16:22.95 ID:Xh9/lkGRO
「ガイル、ナッシュは心に傷を負っているんだな?」
「!?…見抜いていたのか」
「意外ね。彼は感情を理性で抑え込めるタイプだと思ってたわ」
「理由は…本人から聞くしか無いようだな」
「すまんな。こればかりは俺の口から言う訳にはいかないんだ。だが…」
以下略



491: ◆OUO0NoB5Q0bR[saga]
2014/03/16(日) 22:19:31.06 ID:Xh9/lkGRO
「全てはその時に、か」
「やれやれ。ガイルも頑固だと思ってたけどあなたよりナッシュの方が何倍も頭が固いわね」
「ああいう性格だからこそ『奴等』の息の掛かった上層部に昇進の道を閉ざされて左遷されたのさ。本来ならナッシュは下で燻るような器ではない。俺が少佐になったのはあいつが少しでも動きやすいように階級を上げて守ってやる為だったんだ。まあ、あいつは逆に左遷を利用して極秘に私設軍隊を作って動き出したんだがな」


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