過去ログ - 【スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION】
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488
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◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/03/16(日) 22:07:25.41 ID:Xh9/lkGRO
「…何ですか?」
「…手短にお願いします」
「ナッシュは普段は冷静だが…見ての通り一度感情に火が付くと俺でも止められなくなる。
本来のナッシュは穏やかで優しいんだ。特に…子供には…。軍人でいられるのが不思議な程にな。ナッシュがいてくれたからこそ俺はただの殺人機械にならずにいられたんだ」
以下略
489
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/03/16(日) 22:13:36.37 ID:Xh9/lkGRO
「…ではこれ以上の問答は無意味ですね」
「…私達は失礼させて貰います」
「待つんだ!…一つだけ覚えておいてくれ。あいつは決して無意味に人を侮辱する男ではない。この腕試しにも必ず意味があるんだ」
「…覚えておきます」
「…ありがとうございました」
以下略
490
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/03/16(日) 22:16:22.95 ID:Xh9/lkGRO
「ガイル、ナッシュは心に傷を負っているんだな?」
「!?…見抜いていたのか」
「意外ね。彼は感情を理性で抑え込めるタイプだと思ってたわ」
「理由は…本人から聞くしか無いようだな」
「すまんな。こればかりは俺の口から言う訳にはいかないんだ。だが…」
以下略
491
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/03/16(日) 22:19:31.06 ID:Xh9/lkGRO
「全てはその時に、か」
「やれやれ。ガイルも頑固だと思ってたけどあなたよりナッシュの方が何倍も頭が固いわね」
「ああいう性格だからこそ『奴等』の息の掛かった上層部に昇進の道を閉ざされて左遷されたのさ。本来ならナッシュは下で燻るような器ではない。俺が少佐になったのはあいつが少しでも動きやすいように階級を上げて守ってやる為だったんだ。まあ、あいつは逆に左遷を利用して極秘に私設軍隊を作って動き出したんだがな」
492
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/03/16(日) 22:24:52.67 ID:Xh9/lkGRO
「ナッシュにどんな思惑があるのか知らないけど…あんな言い方したら簡単に聞き入れて貰えないんじゃないかしら」
「俺達があれこれ言ってもどうにかなる訳じゃない。この話はここまでにしよう」
「ま、それもそうね。じゃあ私達も部屋に戻りましょう」
「……。(ナッシュ…。やはり『あれ』を引き摺ったままだったか…)」
「(言葉だけじゃ伝えられない…。私と同じだ…)」
493
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/03/16(日) 22:29:39.00 ID:Xh9/lkGRO
俺はナッシュの言動に動揺を隠せなかった。ナッシュの心の傷とは何なのか、子供達に何を伝えようとしているのか…。そればかりが頭の中を巡っていた。
だが俺がいくら考えても分かる訳も無く、ガイルの言葉を信じてその日を待つしかなかった。
そして時は流れ、一週間後の当日を迎える。
以下略
494
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[sage]
2014/03/16(日) 22:31:20.14 ID:Xh9/lkGRO
今日はここまでにします。
切り良く終わらせる為にいっぱい投下してしまいましたw
次回は水曜日までには…。
495
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/03/19(水) 22:35:16.84 ID:TbH63DB6O
【エネミーside】
彼は何処にでもいる人間だった。
だが彼は他の人間と違っていた部分があった。
以下略
496
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/03/19(水) 22:42:50.07 ID:TbH63DB6O
ある日彼は気付く。
「足りない」
身体を極限まで鍛えても師事して技を磨いても巨万の富を築いても手足となる組織を作ってもまだ足りない。
以下略
497
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/03/19(水) 23:04:00.22 ID:TbH63DB6O
ある日彼は気付く。
「足りない」
身体を極限まで鍛えても師事して技を磨いても巨万の富を築いても手足となる組織を作ってもまだ足りない。
「『力』…。全てを平伏させ支配する…圧倒的・絶対的な力!!」
以下略
498
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/03/19(水) 23:08:15.83 ID:TbH63DB6O
力を求めてから数十年後、顔には深い皺が刻まれ筋肉は空気の抜けた風船のように萎んだ。老齢である。
座して死を待つのみとなった彼は絶望する。
「このままでは野望が潰える。何者にも成れずに終わってしまう」
それでも彼は諦め切れなかった。
以下略
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