過去ログ - まほ「まほみほ大作戦だと?」 沙織「はい!」
1- 20
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 21:51:26.06 ID:5Jr75uph0
「一緒に入るの久しぶりだね」

「中学校くらいまではよく入ってたな」

みほは普段と変わらない態度だった。服を脱ぎ終えて、

「あんまり、見ないでね……」

と恥ずかしそうにしている。中学時代も確かこんなことを言っていた気がする。

「お前は、相変わらず恥ずかしがり屋だな……友達の前でもそうなのか?」

「う、うん」

「そうか」

私は衣類を洗濯機に放り込み、お風呂場の扉を開けた。そう言えば、私にとっても実家でのお風呂は久々だった。どこか狭く感じるのは、だいぶ背丈の伸びた子供たちが二人で一緒に入るからなのだろう。

風呂はくつろぐ所だ。今は余計なことなど考えないようにしよう。私は、もじもじとしていたみほに早く入るように言った。

「背中でも流してやろう。ここに座りなさい」

「え、い、いいよ」

「何を遠慮しているんだ?」

「だって恥ずかしいし……」

「何が……」

「じゃ、じゃあお姉ちゃんあんまり見ないでね」

「……ああ」

私はスポンジを泡立てながら、生返事で答えた。ふと、鏡越しにみほと視線が合う。

「見ないでって……」

みほが逡巡した後、視線を逸らした。どういうことだろう。なぜか、気まずい。
こう、下手に動けない。何をしても勘違いされてしまう気がする。

私は一呼吸おいてから、無言で頷いた。

「シャワーかけるぞ……熱くないか?」

「うん」

小さな背中にブタ鼻のスポンジを押し当てる。

「ぅ……くすぐったい……」

妹は身体を小刻みに震わしている。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
76Res/62.90 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice