過去ログ - まほ「まほみほ大作戦だと?」 沙織「はい!」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/20(日) 20:47:02.75 ID:6TWNYsC70
―――5m程後方、W号戦車D型が一台。戦車長はみほだ。

こちらのV突の走行速度に合わせて、一定の車間距離を保っている。
この機体は古い型だが、西住流に実戦を想定して作られており、本来なら開閉できていたキューポラとハッチのいくつかが塞がれている。
みほにとってとても思い入れのある機体だった。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/20(日) 20:48:59.21 ID:6TWNYsC70
こんな話がある―――。

大洗と黒森峰の試合が終わった後、みほへのインタビューで私の話題になった時のこと。


以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/20(日) 20:49:43.21 ID:6TWNYsC70
問題はこの話に尾ひれがついて、『西住姉妹はできている!』等と言った
くだらない内容の記事がスポーツ誌や週刊誌に書かれたということだ。
もちろん、すぐに母の圧力がかかったが。

メディアでは一部の地方紙を覗いて取り上げられなくなったが、学校の生徒に母の圧力は効かない。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/20(日) 20:53:38.43 ID:6TWNYsC70
エリカと西住の門下生を見送ってから、家の門をくぐる頃には午後7時を回っていた。

「お姉ちゃん」

壁際に寄り添うように立っていた影が揺り動く。みほだった。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/20(日) 20:54:44.43 ID:6TWNYsC70
夕飯は菊代さんがかなり奮発したらしく、今までにないくらい豪勢なものだった。
当の菊代さんは水を差すと思ったのか、自己紹介だけ済まして奥に下がってしまった。

「西住殿! おいしすぎて舌がとろけそうであります!」

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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/20(日) 20:55:53.97 ID:6TWNYsC70
「というか、逸見さんて普段も隊長呼びなんですか?」

武部さんが私に質問する。

「ああ、そうだ」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/20(日) 20:57:03.77 ID:6TWNYsC70
「あの、まほさん……」

武部さんが、いつの間にか隣に座っていた。かなり真剣な面持ちで。

「何だ?」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/20(日) 20:57:53.63 ID:6TWNYsC70
「……どういう?」

武部さんが、口の端を少しだけ上げる。

「だって、みほと付き合いだしたら色々と障害が」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/20(日) 20:59:11.45 ID:6TWNYsC70
「どういうことだ? なぜそんな話に?」

「そ、それはこっちが聞きたいことですよ。みほと付き合うんじゃないんですか?」

お互いに小声で話す。私は無言で首を振った。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/20(日) 21:07:10.33 ID:6TWNYsC70
武部さんの『まほみほ大作戦』は今日の夜からさっそく開始された。私に拒否権はないとばかりに。
わたしとみほを同室にして、エリカと武部さん秋山さんを同じ部屋にする。
そうすることで、私たちの仲を深めようということだった。

そもそも、一緒の部屋で寝ることは子どもの頃に経験済み。さして、驚くことはない。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/20(日) 21:07:50.88 ID:6TWNYsC70
今日はここまでです。のろのろ続きます。


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