過去ログ - 三浦「あーしってさ案外一途なんだよね」八幡「はぁ」
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360:1 ◆4iWfcnGpVeQA[saga]
2013/11/10(日) 11:36:41.90 ID:/pxHn9wIo
 いつものように、優美子の手作りの弁当を、いつもの場所で、いつものように二人で食べる。

 そして俺は思い切って、いつもはしない、その頼みを口にする。

 「口うつしで……それ、食べさせてくれないか」

 俺は、卵焼きを指差した。その言葉に、優美子は顔を真っ赤にし、うつむく。

 「は、八幡、そ、それって」

 そう、口うつしをするということは、すなわちディープキス、違う言い方をすればフレンチキスである。

 「だ、ダメか……?」

 俺は恥ずかしさに頬をポリポリと掻く、流石にこれは受け入れてくれないか。

 そう、思っていた矢先、うーと唸りながらも優美子は決心した顔で卵焼きを口に放りこんだ。

 「ん!」

 優美子は、瞳を瞑り、俺に顔を突き出してくる。

 「じゃ、じゃあ、いただきます」

 俺はまず、優美子の唇と自らの唇を重ねる。次に、自身の舌を優美子の口内へと侵入させていく。

 粘液と粘液が触れ合い、小さな水音を立てる。俺は、そのまま卵焼きと一緒に、わざと舌と一緒に貪る。

 「あ……んっ……ふぅ……んんっ……」

 優美子はどうやら俺を気遣ってくれているらしい。喉に詰まらないよう少しづつ、噛み砕いた卵焼きを俺の方へと差し出していく。

 そして、遂には卵焼きが優美子の口から無くなった。俺はわざと気づかないような振りをして、優美子の口内を貪っていく。

 優美子もそれに応えるように、舌を絡め、互いに互いを貪りあう。求め合った結果である水音だけが、響いていた。

 そして、流石に息苦しくなったところで、俺は優美子を開放する。優美子は荒い吐息を吐きながら、こちらを見つめてきた。

 俺は、大きく息を吸ったあと、自身の弁当にあった卵焼きを口に放り込むと、また俺は優美子と唇を合わせた。


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