208:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/24(金) 06:43:00.29 ID:NAimJYzG0
金髪男「女………早く来ないか」
女「あっ………」
男「え」
209:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/24(金) 06:52:27.67 ID:NAimJYzG0
少し変わった喋り方だった。
金髪だが、最近のチャラチャラした男っていうのは、こういうものなのか?
金髪男「挨拶するのは構わないが―――ああ、『構わないけれど』、吾輩は
無断で待たされたのは初めてだ」
210:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/24(金) 06:56:52.10 ID:NAimJYzG0
二人が行った後―――ほとんどくっつくような距離で何事かを言い争いながら
店を出て言った後―――俺と淫魔は黙って立ち尽くしていた。
淫魔「付き合ってるんですかね、あの二人」
211:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/24(金) 07:05:10.71 ID:NAimJYzG0
淫魔「さあて、なんと言えばいいでしょう………ううん。
いや、これほどわかりやすい状況も珍しいです。
どこにでも似たようなカップルっているんですね―――そういうことです」
そんなことを言いながら擦り寄ってくる淫魔。
212:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/24(金) 07:10:09.06 ID:NAimJYzG0
淫魔「まあ綺麗な方でしたね―――まあ私よりエロそうか、という点に関しては、微妙ですけれど」
男「そこはお前がダントツだよ、エロさに関しては」
淫魔「わーい、やったあ」
213:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/24(金) 07:15:59.19 ID:NAimJYzG0
男「なんでも好きな服買ってやるよ」
淫魔「―――ええと、なんの憂さ晴らしか知りませんけれど、ちょっと気持ち悪いですよ」
男「どうせ俺は、普段服屋になんて来ないキモ男だよ………」
214:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/24(金) 07:25:07.37 ID:NAimJYzG0
男「放浪癖―――そうだな、ちょっとわかるかもしれない。
誰もいないところにいきたい。
誰も知らない町に行って、ひたすら歩き回りたい―――」
淫魔「やめてくださいよ、男さん。
215:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/24(金) 07:31:42.86 ID:NAimJYzG0
エレベーターに乗って違う階に移動しながら、呟く。
男「―――外人、かなあ」
淫魔「え?」
216:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/24(金) 07:39:06.70 ID:NAimJYzG0
男「お前はいいよなあ」
淫魔「―――はい?」
男「………」
217:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/24(金) 07:47:47.45 ID:NAimJYzG0
男「淫魔―――俺はまだ若造だから、初心者だから、クズ男だから自覚してなかったけどな」
淫魔「男さんがネガティブになると私も困るんですけど………」
男「笑える話ばっかじゃないんだよ、当然の如く」
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