233:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/27(月) 04:41:38.28 ID:bI8LcE9n0
もう一度言っておきますが、確認しますが、金髪男の両手は私が縛っておきました。
だから身動きはできなかったはずです。
しかし。 ダンス
私の部屋の衣装箪笥が宙に浮いていました。
234:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/27(月) 04:47:59.82 ID:bI8LcE9n0
女「あなた、さてはマギー司郎!」
もしくは………。
女「もしくは、なんだっけ、あの、中国………?の、ホラ、あの煌びやかな衣装の―――
235:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/27(月) 05:05:28.47 ID:bI8LcE9n0
金髪男「魔力を………台にして、そこに乗せているが、しかし重い………」
女「重いに決まってるよ、衣装箪笥だし―――え、本当に一人で持ち上げてるの?」
金髪男「これ以上無駄遣いは―――できない!」
236:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/27(月) 05:14:48.13 ID:bI8LcE9n0
女「い、痛たたた………!」
金髪男「無事か? 今のは危なかったぞ―――我が輩は今、身動きが取れん」
女「ご、ごめん―――なさい」
237:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/27(月) 05:19:38.12 ID:bI8LcE9n0
不審者で怪しい変人のくせに、でもなんだか………。
その時。
どさどさ、と―――何か重いものが落ちる音がした。
238:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/27(月) 05:28:41.00 ID:bI8LcE9n0
私は、この時にはもう、この金髪男を、
勝手に部屋に侵入していた悪人だと―――そういうものだと思うのをやめていた。
未だに、正体はよくわからないけれど。
239:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/27(月) 05:32:42.68 ID:bI8LcE9n0
女「こうやって、ほら」
金髪男「ああ、それだけで良いのか………この世界とは意外と単純なのだな」
女「そう、かもね………」
240:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/27(月) 05:39:46.86 ID:bI8LcE9n0
金髪男「これは―――こちらのこれ、
察するにこれは、この世界にのみ存在する貴重品と推測できる―――
何しろこのように、形が崩れない」
女「………」
241:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/27(月) 05:44:54.27 ID:bI8LcE9n0
その頃。
同じ町の、別の場所にて。
淫魔「―――ふう」
242:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/27(月) 07:50:10.36 ID:ZxszEQY40
おつー
向こうはラブコメしてるようで……
243:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/30(木) 22:10:55.65 ID:izdZv1I20
淫魔「前向きなのはいいですね」
男「うん? うん―――まあ、な」
淫魔「人間界来てよかったー、正直、来るときは心配で心配で。
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