過去ログ - 弟子「森の中で女の子拾った」賢者「すぐに捨ててこい」
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32:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/10/28(月) 00:48:22.58 ID:KngH67UZ0
黒衣2「…………ッ!?」

黒衣2は懐に再度手を入れると、投擲用ナイフを指に挟んで取り出した。

油断を削ぎ、フードで隠れた顔から弟子の姿を注視する。

まだ体勢を整えられず、地面に手を付いている弟子の隙を見つけた黒衣2から遠心力を利かせたナイフが放たれる。

弟子「よっ! ほっ!」

1投目、2投目と少なくとも一つは当たるかと思えたナイフ。

それは弟子の身軽な動きによって素通りされ、無傷という結果を残す。

弟子「その程度、師匠の魔力弾の方が断然早いよ?」

修行自体、体質上により、とにかく身体の強化に努めた弟子は筋力だけでなく、感覚も鋭敏になっていた。

つまり、動体視力も並ではない。

弟子「付加、土の一【岩崩】」

弟子は風から土へと魔法の属性を変化し、ガンドレットを変える。

黒鉄の滑らかな表面はごつごつとした突起物を多く生やした形へと変貌し、その暑さも数倍に膨れ上がっていた。

『殴る』というよりも『叩き割る』を目的とした形。

重さの都合によって速度は多少落ちるが、最後の〆を飾るにはちょうど良い。

弟子「さぁ、やろうか?」

戦闘態勢は満タン、いつでも受けて立つ姿勢であった弟子の前に黒衣2は……。


即座に踵(きびす)を返してこの場から逃げるという行動に入った。



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