過去ログ - 弟子「森の中で女の子拾った」賢者「すぐに捨ててこい」
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45:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/10/31(木) 13:25:37.50 ID:sB3Hy4DMP
賢者「そうか、オーガの牙か」

冒険者「大場所からの依頼なの! これが達成できれば莫大な報奨金がもらえるの」

賢者「オーガの牙、獅子のルーン、肉体強化効果……」ぶつぶつ
以下略



46:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/10/31(木) 14:00:28.07 ID:sB3Hy4DMP
――賢者の家――

冒険者「ここがアンタの家?」

賢者「まだ作りかけだ、無闇やたらに触れるんじゃないぞ」
以下略



47:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/10/31(木) 14:07:46.07 ID:sB3Hy4DMP
冒険者「あ、それそれ! ありがと――」

賢者「おい待て、何か勘違いしていないか?」ひょい!

冒険者は早速と牙を受け取ろうとしたが、そうなる前に賢者が手元に戻した。
以下略



48:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/10/31(木) 14:14:09.09 ID:sB3Hy4DMP
冒険者「は、はあぁぁぁぁぁーーーーーっ!!??」

賢者「いいから答えろ、処女かって聞いているんだ」

冒険者「ななななんて事言わせようとするのよっ! しょ、処女って……/////」
以下略



49:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/10/31(木) 14:31:23.35 ID:sB3Hy4DMP
賢者「先ほど言った結界の事があっただろ? 開発に難航しているって」

冒険者「そんな事を確かに言ったような……」

賢者「うまくいかない理由は分かっている。どうやら魔を退ける清純な力を持つ触媒が不足していてな……研究して調べていく内にこれに該当する材料が見つかった」
以下略



50:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/10/31(木) 14:38:07.42 ID:sB3Hy4DMP

ガシッ!!


賢者「それじゃあ……逝こうか? あ、ちなみに毛の方は“下”の事だからな?」ニコッ!
以下略



51:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/10/31(木) 14:54:21.27 ID:sB3Hy4DMP

――――――――――――――――――――

少女「――こうして、祖母はチクリと痛む股を手で押さえながら牙を手に森から去っていったとの事でした」

以下略



52:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/10/31(木) 14:56:08.51 ID:sB3Hy4DMP
>>55

誤字

弟子(師匠、今回ばかりは本気で貴方の見方にはなれません)
以下略



53:vnzkbsf/77[sage saga]
2013/10/31(木) 15:14:46.24 ID:QvgR2/vO0


>>55>>51

イージーミスが多過ぎだ。


54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/31(木) 17:34:54.03 ID:xlVEzU6HO
面白いぜ


55:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/11/01(金) 16:05:21.56 ID:5FxPCg8QP
弟子「ここらへんは足場が悪いから気を付けて歩いてね」ガサガサ

少女「ひゃっ! 虫……?!」

外へと続く道から逸れて獣道を通る事を数度。
以下略



56:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/11/04(月) 20:36:36.35 ID:GXqvfDyZP
弟子「聞いてほしいの?」

少女「そういう訳ではないんですが……」

弟子「じゃあ聞かないさ。最初は頼られる側として相手の理由はハッキリしたかったけど、場合が場合だから君自身が話したくなった時こそ核心を知らせてもらう事にするよ」
以下略



57:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/11/04(月) 20:55:41.96 ID:GXqvfDyZP
弟子「顔だけじゃないんだ、五年前にこの森で目を覚ます以前の記憶がまったくない」

少女「……記憶喪失」

弟子「そう、昔さ……師匠が言うには俺は家族で旅行をしに馬車に乗っていて、その途中で魔物に襲われたんだって。両親は死んだけど俺だけはかろうじて生きていて、そこを偶然にも研究素材の採取から帰る途中だった師匠が見つけてな、気まぐれで連れ帰って治療したんだってよ」
以下略



58:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/11/05(火) 02:03:59.59 ID:L7bViKE4P
弟子「それに弟子とはいっても、師匠からは教えてもらうんじゃなくて、見て覚える方針だし」

少女「あの、賢者様は貴方から見ればどのような人だと感じられますか?」

弟子「頭は奇人そのものだけど御技は神……これ一言に限るね。おまけに数少ない友人もとてつもない類ばっかりだし……」
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/05(火) 07:48:15.72 ID:dmQaQbKSO
おつー


60:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/11/05(火) 19:45:05.66 ID:L7bViKE4P
〜真夜中〜

弟子「…………」 そぉー……

誰もが寝静まる時間帯、寝ているかどうかは賢者に求めてはいけない。
以下略



61:vnzkbsf//77[sage]
2013/11/05(火) 20:06:47.65 ID:L7bViKE4P
弟子「ぅ……師匠……」

賢者「まず最初、帰ってくる時間が少々長かった、普通に送るならそれ程時間はかからない。――となるとお前が考える事など丸見えだ」

弟子「いや〜これは〜……その……」
以下略



62:vnzkbsf//77[sage]
2013/11/05(火) 20:32:24.03 ID:L7bViKE4P
賢者「俺のような人種はルールという物が当たり前な人間社会に混じっていては真にやりたい事ができなくなるのさ」

弟子「でも苦痛を与える行動は駄目です! 自分がやられたら嫌な事はしないって子供でも分かるような事を平気でするなんてはっきり言って異常ですっ!!」

賢者「ほぅ、ならばお前には自分の今までの人生であった行動に相手へ心身共々と少しでも苦痛を与えた物は無かったと宣言できるのか?」
以下略



63:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/11/12(火) 16:24:17.77 ID:AFEqR9DkP
弟子「不完全……」

賢者「そもそも人間はどうしようもない思想に囚われる輩が多過ぎだ。魔物でさえ己の領分を守って必要以上の事をしないのに、人間は贅沢を望み過ぎる」


以下略



64:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/11/12(火) 16:47:50.73 ID:AFEqR9DkP
空気が凍りつく。

夜の森の静けさが元からあってか、雰囲気が感触となって地肌に固く触れる。

たった一言で弟子は己の全てを否定された気がした。
以下略



65:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/11/12(火) 17:19:09.55 ID:AFEqR9DkP
弟子「違うっ! 気まぐれなんかじゃない!!」

賢者「ほぅ、ではその根拠は?」

弟子「……根拠?」
以下略



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