過去ログ - 弟子「森の中で女の子拾った」賢者「すぐに捨ててこい」
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34:vnzkbsf//77[sage saga]
2013/10/28(月) 01:39:43.26 ID:KngH67UZ0
――森・内部――


ぎゃあぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!!


どこからか悲鳴が聞こえる。

何者かに助けを求める悲痛の叫び。

だが助けが来る事など永遠に訪れはしない。

弟子「あちゃー意外に早かったな。もう見つかったか」

少女「さっきの悲鳴は何だったんですか?」

弟子「この森には討伐するのにも一苦労する魔物がわんさかと蠢いてるからね、大方その内の何かに狙われたんだろう」

さっきまで響いていた悲鳴はもう聞こえない。

多くの人間は勘違いするようだが、ここは『入る』よりも『出る』方が一番難しい。

結界のおかげで魔物の縄張りに侵入する前に外へと誘導できていたが、結界の内側に入った以上、もはやそこか奴等の庭だ。

弟子「そんで、俺はさっき君に協力するって伝えたけど……そろそろ話してくれないかい――事情ってやつをさ?」

唐突に立ち止まった弟子は微笑を浮かべながら少女に真相を求める。

暗殺者に狙われる危険を冒してまでやり遂げたい事とはいったい何なのか?

弟子でさえ正体があやふやだった賢者の過去に関係する人物。

どれをとっても弟子の好奇心をそそる物であった。

少女「……分かりました。全てをお話します」


少女は全てを曝け出す決心をする。


少女「始まりはご存じの通り、私の祖父からでした――」


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