過去ログ - 弟子「森の中で女の子拾った」賢者「すぐに捨ててこい」
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6:vnzkbsf//77[sage]
2013/10/25(金) 00:49:37.99 ID:bVN9GU4f0
――賢者と弟子の家――

弟子「ただいま〜師匠……あれ、師匠? いないんですか?」

優しい香りが木材から微かにする場所。

精神を安定させ、心を落ち着かせる効果がある。

室内には所々と刻印(ルーン)が刻まれ、魔法的要素が付加されているこの家は一種の聖域と化していた。

弟子「やっぱり研究室の中で籠ってんのか? あの人たまに飯食うのと用事がある以外は一日中そこにいるしな」

いつもの事なので気にしない。

とりあえず要件を伝えようと奥にある研究室へと向かおうとした。


バタンッ!!


これと同時、奥から勢いよく扉が乱暴に開かれると、一人の男が高速で部屋から出てくる。

弟子「あ、師匠!」

白髪で歳は中年辺りだが、威厳のありそうな顔をした男――弟子の魔法の師匠がこちらへと近づいてきた。

弟子「聞いてくださいよ師匠、さっき結界の点検に行く途中で――ぼぎぇっ!?」

弟子の説明は最後まで続く事はなかった。

賢者「死にたくなきゃ早くここから出ろっ!」

なぜなら、弟子の顔には賢者の厚底ブーツがめり込み、そのまま来た道に蹴り飛ばされたからだ。

賢者もまた、急いで家から出た瞬間に家は内部から光を発するや爆発を起こした。

その威力、家全体を奮わせ、窓ガラスを内側から吹き飛ばす程。



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