過去ログ - 弟子「森の中で女の子拾った」賢者「すぐに捨ててこい」
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9:vnzkbsf//77[sage]
2013/10/25(金) 02:08:08.97 ID:bVN9GU4f0
少女「ここは……?」

弟子「僕達の家の前ってとこかな?」

少女「――ッ!? 何者ですか貴方達は!」

弟子「あー警戒しないで警戒しないで! 俺達はこの森で倒れていた君を保護したというか、連れてきたというか……」

少女「…………」

少女は警戒心を解くつもりなど更々ないらしい。

せっかく助けてやった、だとか恩着せがましい事をする気は二人にはない、が――。

少女がこの森に一人で来た理由が何より知りたかった。

弟子「じゃあさ、どうして君はこんな場所にまで来たんだい? それさえ教えてくれたら無事に帰してあげるからさ」

少女「…………」

相変わらずだんまりを貫き通すつもりだ。

流石にこのままという訳にもいかない。

この状況を打破するにはどうすればいいか、弟子が頭の中で試行錯誤を繰り広げていた。

賢者「……5」

だが時間は有限である事を忘れてはいけない事を少女は何より理解しなくてはいけなかった。

賢者はもっぱらイラついていた。

続きを始めたい研究があるのに、邪魔としか言いようがない侵入者の件でいつまでも付き合っている余裕がなかったのだ。

これを表現するように、賢者の手は数を数えながら指を一本づつ折って制限時間を伝えていく。




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