過去ログ - 【安価】安価ンロンパ:安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】
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895:1 ◆t1HVecfVyk[saga]
2013/11/18(月) 00:09:59.11 ID:Y+bJFX1z0

迎えた宿泊生活七日目。

ドンドンと扉を叩く音に目が覚めた私は、そこで息を切らしているリアナちゃんを見つけた。

リアナ「マギカ姉……ちょっとトイレ行きたい」

マギカ「トイレって……部屋のトイレは?」

リアナ「分かんないけど……断水してるみたいで……」

マギカ「……あ、本当だ。なんでだろう……?」

リアナ「わからないけど! 不安だから、食堂前のトイレまで付き合って欲しいんだけど……」

時刻はそろそろ六時だ。

まだ夜時間中だけど、今回の場合は特例に等しい、よね?

マギカ「分かった……それじゃあ、一緒に行こうか」

リアナ「う、うん」


食堂のある一回付近は、幸い断水はしていないみたいだった。

宿泊エリアだけが一時的に断水しているということなのだろう……。

そう言えば、昨日は宿泊エリアで22時前後から停電があったくらいだし、メンテナンスができていないのかも。

リアナ「……ねぇ、マギカ姉? なんで、食堂の電気がついてるの?」

マギカ「……え? 夜時間には消灯しているはずだけど……」

リアナ「……見てみる、しかないよね?」

マギカ「……私が先に見るよ。リアナちゃんは後ろから……」

恐る恐る、食堂の扉から中にはいった私は、すぐに部屋の異変に気づいた。

部屋の温度が以上に暑いのだ。

壁の温度計を見れば、室温は40度近くまで上がっている。

マギカ「でも、とくにおかしいところはなさそうだけど……」

食堂の中を見回してもなにもないことを確認して、私は厨房へと足を踏み入れた。

厨房の中には、何故か肉が置いてあるだけだ。

マギカ「……搬入の人が忘れちゃったのかな? 腐っちゃう気がするけど……」

リアナ「ち、違うよ! マギカ姉……良く、見て」

マギカ「え……?」

そう、解凍されかけている生肉の隙間から見えるのは、人間の足……?

マギカ「きゃあああああああああああああああああ!?」


『死体が発見されました!一定の自由時間のあと、『学級裁判』を開きます!』

それは、認めたくない現実。

お肉の間から見つかったのは、紛れも無いあの人だ。

【超高校級の検視官】、矢田大志君の、変わり果てた姿だった。

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chapter1  さよなら絶望戦線    非日常編 開始


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