過去ログ - 上条「とある罪人は竜と踊る?」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/25(金) 00:31:12.67 ID:L6Vy60Ovo

郵便受けに入っていた手紙の差出人を見た瞬間、上条当麻の顔は引きつった。

「才人工房……?」

以下略



3: ◆6xwp19VYUg[sage saga]
2013/10/25(金) 00:33:23.62 ID:L6Vy60Ovo

咒式士。
咒力と呼ばれる力を持ち、魔杖剣と呼ばれる演算装置の力を借り、自分の望む物理現象を引き起こす存在のことだ。

そんな咒式士の中でもかなり高位である上条と垣根であれば、稼ぎががっぽりなのではないか? といわれるとまったく違う。
以下略



4: ◆6xwp19VYUg[sage saga]
2013/10/25(金) 00:34:46.85 ID:L6Vy60Ovo

「言葉を発する前と後に生まれてきてごめんなさいと付けろ。なんっなんだよこの請求書は!」
「囀ってんじゃねぇよ右手の付属品。寝る前と後にどうか本体と入れ替わりませんようにとお願いしてろ。
 いい出来だぜ最新の鈴科式法珠。咒式の発動時間が平均7パーセントは縮む」
「だからって共同経営者に断りもなく大金を使うなっての! 馬鹿か、馬鹿なんですか!?」
以下略



5: ◆6xwp19VYUg[sage saga]
2013/10/25(金) 00:35:56.53 ID:L6Vy60Ovo

五分後、請求書と冷蔵庫のダブルパンチに撃沈した上条は、何とか回復を果たした。
そんな上条を気にすることもなくカブトムシ04を隅々まで磨き上げる垣根を見ていると、怒りを通り越して憎しみを覚える。

これは、なんとしても復讐してやらねばなるまい。
以下略



6: ◆6xwp19VYUg[sage saga]
2013/10/25(金) 00:37:01.45 ID:L6Vy60Ovo

「どうだ? 見事に入っただろ」
「いや、扉を閉めなければ入ったとは認めない」
「じゃあ閉めろよ」

以下略



7: ◆6xwp19VYUg[sage saga]
2013/10/25(金) 00:38:01.86 ID:L6Vy60Ovo

上条は安らかな笑みを浮かべながら、垣根に宣言した。

「そこからの出場料は、100円となっております」

以下略



8: ◆6xwp19VYUg[sage saga]
2013/10/25(金) 00:38:57.51 ID:L6Vy60Ovo

「あれ? せっかくのカブトムシ04を壊しちまう気か? 大事そうに磨いてたのに? まぁ俺には関係ねぇけど?」

冷蔵庫の内部で凄まじい葛藤が生じる。
一方の上条は、鼻歌でも歌いたい位いい気分だった。
以下略



9: ◆6xwp19VYUg[sage saga]
2013/10/25(金) 00:39:58.69 ID:L6Vy60Ovo

言おうとした瞬間、凄まじい轟音と同時に冷蔵庫の上部が吹っ飛んだ。
そこから垣根が肩から上を覗かせ、咒式で作り出された、白色の未元物質が上条に襲いかかる。
どうやら予備の魔杖短剣を持ったまま冷蔵庫に入ったらしい。
持ってなければもっと弄くれたのにな。上条は溜息を吐くと右手で未元物質を打ち消した。
以下略



10: ◆6xwp19VYUg[sage saga]
2013/10/25(金) 00:40:45.59 ID:L6Vy60Ovo

「テメェェェエエ!! カブトムシ04の無念、今ここで晴らしてやる!」
「カブトムシさんの上部を破壊したのは垣根の未元物質ですけど?」

怒りを新たにした垣根が二度三度と未元物質を放ってくるが、全て右手でいなす。
以下略



11: ◆6xwp19VYUg[sage saga]
2013/10/25(金) 00:42:08.10 ID:L6Vy60Ovo

「急に訪ねてしまってごめんなさい」

冷蔵庫魔人から人間に戻った垣根と共に、居住まいを正して女を迎える。
女は芳川桔梗と名乗った。そしてこの事務所に依頼に来た、とも。
以下略



12: ◆6xwp19VYUg[sage saga]
2013/10/25(金) 00:42:46.60 ID:L6Vy60Ovo







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