過去ログ - 上条「とある罪人は竜と踊る?」
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32: ◆6xwp19VYUg[saga sage]
2013/10/25(金) 19:05:05.70 ID:bJALR2yqo

「説明は、私よりも彼に任せた方が良さそうね」
「といっても今の芳川先生の説明でほとんど終わっているんだがにゃー。
 結論を言うと、今朝になって、曙光の鉄槌との取引の合意に成功した。
 四日後の五月二十一日、鈴科博士と身代金二十億円との交換をすることになる」
「に、二十億!?」

途方もない金額に、上条が素っ頓狂な声を上げる。
孫かその次の代くらいまで遊んで暮らせる額だ。

「それで? その交換の話に俺と上条がどう関わる?」

垣根が切り込む。土御門はわざとらしくサングラスを押し上げた。

「木原社の保安部門には、十一階梯までの咒式士しかいない」

咒式士には一から十三までの階級があり、一般的に九階梯以上で高位咒式士として扱われる。
それを思えば、十一階梯の咒式士を護衛として擁する木原社は上等の部類だろう。
が、確かに反政府組織との交渉の場では頼りないのかもしれない。
故に、この事務所に白羽の矢が立った訳か。
“到達者”とも呼ばれる最高位、十三階梯である垣根帝督と、
十二階梯、そろそろ十三階梯に手が届きそうな上条当麻。

「つまり護衛、と」

垣根がつまらなそうに鼻を鳴らした。

「その通り。我々にはあなた方が必要なの。報酬は十分に用意するつもりよ」



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