過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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314: ◆OtZIp/YaIxCt[saga]
2014/01/04(土) 00:42:24.91 ID:RS3OdUjS0
と、その前に。
書いていたらとても長くなったので、ちょくちょく修正はさみながら投下します。ご了承下さい。










 12月31日。
 師走という文字通り、慌ただしく過ぎていく時間は、今日で終わり。
 大晦日が、やって来た。

 さて、そんな記念すべき日をどう過ごすか。
 先のクリスマスとは異なり、大晦日は家族と過ごすという習慣が、ある程度根付いている。
 だから、俺もそんな風に過ごすことになるんだろうな、と――


「思ってたんだけど、なぁ」
「? どうしました?」


 炬燵に入りながら呟く俺に、目の前の同級生が応じた。
 ……初めて会った時からまるで変わらない、桃色の髪。
 中央に置かれたミカンを手に取りながら、


「……最高の年末だ」


 すぐ近くの幼なじみに、そんなことを言ってみせた。






――京太郎の家



京太郎「しかし、まぁ……」

京太郎「大晦日まで仕事なんて、和の親父さんたちも大変だな」

和「そうですね……」コクリ

和「父ったら、眉間にしわ寄せながら、書類と向き合ってましたし」クスッ

京太郎「……すごく想像つきやすいな、それ」


京太郎「でも、ちょっと意外だったな」

和「?」キョトン

京太郎「ほら、だってさ」

京太郎「和の親父さんって、厳しいじゃん」

京太郎「だから、たとえ自分が仕事だからって」


京太郎「娘が、男の家に来ることを許すなんてなぁ、と」


和「……!」カァァ

和「な、何を言ってるんですか!」アセアセ

京太郎「いや、ホント不思議だ」

和「そ、その話はやめましょう!」

和「せ、せっかくだし、紅白でも……」

京太郎「――紅白観るのなら、プロレスの方が」


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