過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」 照「……6冊目」【阿知賀成分】
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◆OtZIp/YaIxCt
[saga]
2014/07/19(土) 20:16:44.80 ID:9VboebuE0
ハロー、きんいろモザイク、とは、なかなか意欲的なタイトルですね……。
>>494
「ヒメヒメ」要素はありませんが、コンセプトを同じにして書いてみました。
そうか、もうあれから二年になるのか……(遠い目)
――蝉が、鳴き始めた。
右、左、と漕ぎながら、俺は感じた。
夏の象徴である、その生き物の鳴き声を。
……こんなことを感じているのは、ある意味で一種の現実逃避なんだろう。
もう既に息はゼーハーと、我ながら苦しそうになっている。
そんな俺に対して、
「おーい、もっと速くー!」
目の前を行く女子は、快活に言ってくれる。
相変わらずどこまでも涼しそうなジャージ姿に、どこまでも楽しそうな笑顔。
(余裕ありすぎだろ……)
感服し、同時に呆れた。
さすが、普段から山を行脚する「山女」。
「……お前ほど、俺は山に慣れてないんだよ」
「へぇ、男子なのに?」
「――なんだって?」
やばい、カチンときた。
いいじゃねえか、やってやる!
グッと、足に力を入れる。
そして――
「……行くぞ、穏乃!」
眼前を余裕そうに進む女子――高鴨穏乃を、俺は目一杯の力で、追い越そうと……
「……出来るわけ、なかったんだよなぁ」
相も変わらず息を上げながら、俺はやっとのことで目的地に到着した。
すぐ近くに自転車を降りて、鼻歌を歌っている穏乃の姿がある。
「はい、私の勝ち」
「……お望みは?」
「アクエリアス! あ、無かったらポカリとかDAKARAでもOK!」
「へいへい」
俺はフラフラと自転車から降りる。
そして、自販機へと向かおうと――
「――イテッ!」
なんだこれ!
歩き出そうとした瞬間、痛みが全身を駆け抜ける。
しまった、こりゃ……
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