32:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/03(日) 00:25:38.85 ID:N4DOXtEy0
「いやぁー朝のアレは悲惨だったけどそれにしても素晴らしいですなぁ」
右手の指を折り数えながら細々と何かを囁く、
「文武両道、才色兼備、ドジッ娘、黒髪美人……くぅー何処まで全乗せするつもりだぁ!」
と、一人嘆く美樹さやかは多少よろける演技を見せる。
「べっつぅにー?うらやまけしからんなんてことは無きにしも非ずって感じですけどー?」
放課後となり帰り道で話していた三人の内、鹿目まどかだけは頭を今だ抱えていた、
奇妙な夢、正夢にも似たそれについて、頭を抱えている。
「まどか、どかした?」
美樹さやかが尋ねても少し上の空から抜け切れない鹿目まどかは少し唸った後、
「うぅん、副担任の先生、とか、ほむらちゃん、とか、前に何所かで会った、様な」
美樹さやかは少し考える仕草をした後、二人に向かって、
「えーっと、副担任の先生って……」
間髪入れずにクラスメイトである志筑仁美が答えを正す。
「かどやつかさ先生」
「そうそう!それそれ!」
ナーイスと、独特なイントネーションで発音した美樹さやかは、また頭に疑問符を浮かべて、
「ん?朝の時にも言ってたよね」
またも苦笑いと照れ笑いが雑じり合ったような表情を浮かべた鹿目まどかは、
「うへへ……何所かで会った事、あるのかな」
親友二人はそれを見て「さぁー?」と同時に呆ける仕草をする他になかった。
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