93:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/18(月) 03:18:08.79 ID:c0cPKrGI0
「二人とも、魔法少女の練習、みたいなのしてみない?」
放課後、巴マミの自室に二人は居た。
高層マンションの一室、巴マミはここで一人暮らしを行っている。
――それにしては、広い。
広すぎる、一戸家族が住めるほどの部屋の数、
一人暮らしにしては、どうにも不自然で、不可解だった。
しかし鹿目まどか達はそれには気付かずに。
目の前に置かれている、ティーカップに淹れられた紅茶を半分ほど飲み切っていた。
飲み切っていた所で、巴マミは二人にそう呼びかけた。
「仮、魔法少女、ってことで、私の活動を見てから決めても遅くはないと思うわ」
「それでも大丈夫でしょう?キュゥべえ?」
白いインキュベーターは左耳を大きく動かした後で猫が飛び移るように、
大きく跳躍して自身の身長よりも高い位置にある、テーブルの上へと乗り移った、後。
「ボクとしてはどちらでもいいけどね、勿論早く契約してくれることに越した事はないんだけれどね」
「それでキミ達が僕と契約する気になるのなら、喜んでそれに賛成しよう」
無機質に笑うインキュベーターは、本当にただのぬいぐるみのようで、
しかし何処か、怪しさを感じさせる。
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