96:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/18(月) 03:22:34.08 ID:c0cPKrGI0
「なんっていうかさ」
昼休み、昨夜ここに居たインキュベーターを除き、二人は話し始めた。
「まどかは……お願い事とか、決まった?」
話しかけられた少女は俯いたまま暫く間を置いて、首を振る。
「……ううん」
フェンスに手を掛けた美樹さやかは何処か遠い目をしていた、
何処か、他の何かを見つめるような仕草に、鹿目まどかは気付いていた。
そしてそれが一体どんなものに向けられているのかも、気付いていた、
だからこそ、何も言わずに只々顔を伏せていた。
「……そっか、そうだよね」
「あーあ、これが本当の一生のお願い、って感じになっちゃうって考えると、ね」
――仕方ないよ。
諦めを感じさせるその物言いに、少し、疑問を感じた。
嘘、偽り、騙り、――驕り?
「…………」
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