97:お団子 ◆bZ4I4TB4eY
2013/11/18(月) 03:23:34.76 ID:c0cPKrGI0
  
 放課後、二人は巴マミの部屋に再度来ていた。 
  
 魔法少女を、体験するために、体感する為に。 
  
 「二人とも、準備は良いのかしら? 
  
  魔法少女っていう仕事はね、とっても大変だし、すごく危ないの」 
  
 美樹さやかは待ってましたと言わんばかりの表情になり、 
  
 昼間のころとは裏腹に学校指定ではない大きなバックから、金属バットを持ち出した。 
  
 「……えらく現実的なものを持ってきたのね」 
  
 予告ホームランのポーズを取った美樹さやかは得意な顔を全面的に出した。 
  
 「……えっと、私は、これを……」 
  
 おずおずと差し出した両手には一つのノートブックが握られている。 
  
 「――これは、絵?」 
  
 ハラハラと捲られたページの項には様々な少女のデフォルメされた、 
  
 お世辞にも上手いとは言えないような、絵がびっしりと詰め込まれていた。 
  
 「一応……そうなれたらいいかなーって……」 
  
 むず痒いのか照れ笑いを浮かべた鹿目まどかは、お茶を濁すように紅茶とショートケーキを口にする 
  
 「わはははー可愛いぞー流石私の嫁!」 
  
 「え?」 
  
 「『え?』って……え?酷くない?」 
  
  
117Res/72.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。