過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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128: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/12(火) 22:57:10.13 ID:bEyDJvPm0

ガコガコガコガコ。

ジェットコースターの醍醐味は人それぞれだ。
中には、この昇っていく瞬間がたまらなく楽しいという人もいる。
トールとフィアンマはこのタイプであった。
ちなみに、パーティー用クラッカーは鳴らすまでが楽しいタイプでもある。

「結構高いな」
「曲がりながら走行するそうだ」
「なるほどな。だから吹っ飛びそうに……」
「……酔うなよ?」
「お前の回したカップよりかは遥かにマシだ、絶対。
 それより、そろそろ口閉じた方が良さそうだな」

舌を噛みたくなければ。

二人は前を向き、頂点へ辿りついたコースターに少しだけ緊張し。
それから、ほぼ直角に下降していく状況に、笑った。
浮遊感に感じるのは恐怖ではなく、遊興と緊張と、高ぶり。

「おおおおおおお!!」
「はは、ははははははははは!!!」

他の乗客は恐怖に叫んでいるが、二人は笑っていた。
感覚も、何もかも、普通の人とはズレているからか。

ただ、楽しかった。
こういう平和すぎる時間が、本当に。


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