過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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171: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/23(土) 22:26:16.78 ID:yIabKRb40

ホテルに戻り次第、フィアンマは調理に取り掛かることにした。
ケーキの後でいいと言われたものの、トールの為の料理を先に作る。
"ごっこ遊び"とは傍目から見て考えられぬ程、彼女の行動は『恋人の為』に相応しかった。

手を繋ぎ。
笑顔で語り合い。
時々ハグをする。
好意表現はありったけ。

でも。
トールが問いただしてみれば、必ず『ごっこ』とつける。
どこか、目には見えない境界線をくっきりと引いているように。

「手伝ってくれないのか?」
「あー、料理は不慣れなんだよ。出来ることがあるならやる」
「隠し味は砂糖で良いかな?」
「隠し味って食べさせる相手にはバラさないモンだしどれだけ糖分とらせたいんだよ」
「疲れているかと思ってな」
「別に疲れるようなことしてねえよ」
「俺様のワガママに振り回されても?」
「内容的には迷惑レベルに達しない我が儘だしな…」

脱いだらすごい系の力ある男にとって、『これ重い持ってー』程度の我が儘は許容範囲である。


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