過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
1- 20
397: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/08(水) 21:22:16.32 ID:7JEVBzDw0

コツ、コツ。

自分の前を歩く男の様子を眺め。
フィアンマは彼に歩調を合わせつつ、目的地へ向かう。
『実験』は食い止められなかった。
いくばくかの死者が出ただろうし、悲劇も起こっただろう。

何の感慨もない。

「……ん」
「……どうかしたかい?」

視界の端に、懐かしい顔があった気がした。
ウートガルザロキ、と名乗っていた魔術師だろうか。
死んでいるように見えた。眠っているようにも。
祈りを捧げるでもなく、通り過ぎていく。

自分にとって価値があるのは。

もはや世界ではなく、幻想殺しでもなく。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/658.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice