過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/01/12(日) 17:43:01.93 ID:IQXL6W5a0
ウートガルザロキは、死体すら戻ってこなかった。
シギンもまた同様に。
学園都市に保護(という名の略奪)をされたかもしれない、とオティヌスはぼやいていた。
どうでもよさそうな態度だったので、あれ以上問い詰めても詳細はわからなかっただろう。
「………まあ、生きて…りゃ良いけどな…」
クーラーボックス片手に、トールはそう呟いた。
もしかすると、此処、学園都市内で会えるかもしれない。
ただ、トールにも優先順位というものがある。
目下のところ、自分をハブって弱い者いじめをしていたオティヌスからは離反する。
学園都市内で幻想殺しの少年を見つけ、『槍』の材料を助けるよう交渉する。
次に、オッレルス勢力内で此処にやって来ているであろう『彼女』を探す。
『槍』が完成してしまえば、後はオティヌスの強制恐怖政治だ。
そうなれば、仮に『彼女』を見つけられても殺されるのを待つだけ。
オティヌスの妨害をしつつ、フィアンマを助け出す。
かなりの度胸と力量を試されるが、今の自分は彼女よりも強いと、はっきりと言える。
もう二度と。
『彼女』を一人ぼっちで戦場に行かせたりしない。
「……さて」
上条当麻を発見するなり、トールはポケットに手を突っ込んだ。
使い捨ての霊装を取り出し、静かに詠唱する。
『―――其は白きアースの助言が故に。嫁ぎの装に変化せよ』
バリバリバキン、という硬質な音と共に、トールの見目が変化した。
具体的に言うと、その姿は寸分違わぬ『御坂美琴』という少女の見目。
声もまた同様に。仕草は自分で気をつけなければならないが。
「まずは拳骨で良いのかしら?」
フィアンマ関連で一度妬いた相手(今なら認められる)だ、ちょっとばかし鬱憤もある。
それに、彼女を救ってくれなかったという逆恨みも。
なので。
飛び蹴りからの拳骨コンビでご挨拶させていただくことにした。
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