過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/01/27(月) 23:50:40.08 ID:7CBxt4j10
あの日。
初めて、誰かに認めてもらう心地よさを知った。
闇に君臨する人間が憧れてはならないものだと、わかっている。
わかっていても、欲しいと思った。失いたくない、と。
垣根は、フィアンマが好きだった。
かつてヒーローと交際し、第一位に愛された、聖女にはなれない少女。
彼女が第一位の子を孕んだのでは、という疑惑が浮かんだ時、その子の父親になりたいと願った。
たった一人。
自分の頑張りを、笑顔で認めてくれた。
それが嬉しかった。守りたいと思った。
自分と第一位に頼れと言った時の涙が、綺麗に見えた。
コルセットを外す。
ドレスを徐々に脱がしていきながら、垣根は嬉しそうに笑む。
下卑たものではない。あまりにも純粋な、笑顔だった。
『お前が、ずっと好きだった』
『これからも、の間違いだろう?』
泣きそうになりながら、フィアンマは手を伸ばす。
ぺたぺたと垣根の頬を触り、笑みを浮かべる。
『色んなことがあって、だけど今は、これからもずっと…帝督のことが、好きだよ』
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