過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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642: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/03/16(日) 01:57:54.60 ID:TIIwc3tJ0

ジュゥ、と神裂のシャツの端が焦げる。
ブレードの端が当たり、布地が耐え切れなかったためだ。
もしも神裂が最大限の回避行動に出なければ死んでいただろう。
神裂は七天七刀を振るい、トールの手を叩き落す。
元より、トールの身につけている霊装は性質調整のためのもの。
その手腕は普通の人間のものであり、受ける反動もまた然り。
加えて言えば、トールは不利だった。
あまりにも強烈な攻撃を振るうと、フィアンマにまで危害が加わる。

折れた手を伸ばし、振る。

眩い光が放たれ、神裂の網膜を焼き尽くそうとする。
咄嗟に距離をとり、彼女は目を細めた。
白に近い強烈な光に、とても目を開けていられない。

目を開けた時。
そこに、少年と少女は――――居なかった。


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