過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/04/02(水) 22:32:25.12 ID:evUITb5r0
「…そういや好み聞くの忘れたな」
フィアンマからの通信術式はない。
つまり、彼女の身に危険はないということになる。
一人、外出中のトールは常に彼女のことを気にしながら、店の前に立っていた。
「おー、トールじゃねえか」
「あん?」
視線を向ける。
いかにも軽薄そうな青年が、ひらひらと手を振っていた。
「何見てんの?」
「見たらわかるだろ。宝石」
「へえ。宝石魔術はフレイヤ…はもう居ねえも同然だけど、あっちの専売特許じゃ」
「そうじゃねえよ」
プレゼントの方。
そう答えた途端、ウートガルザロキの表情が下卑た笑みに変化する。
「……"男の責任"取る位進んじゃった?」
「ぶん殴るぞテメェ」
実際には、そこまで至っていないのであった。
トールの暴言は八つ当たりである。
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