過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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800: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/05(土) 22:59:05.49 ID:QDJ8uQLI0

自分の身体を見る。
何も変化はなかった。
いいや、正確に言えば『変化』が『なかったこと』になっている。
部屋に手を加えて、自分の術式を妨害したのか。

「っ、ぁ」

水着姿や裸姿は見せたことがある。
タオル一枚のあられもない姿だって。
でも、だけど、あの時は心の準備が出来ていた。

エプロンは薄い薄いピンク。
白に近い、パステルカラー。
一部レースがあしらわれているが、実際にはシンプル。
エプロンの生地は決して分厚くはなく。

「あ、ぁ、」

緊張による汗で透けているかもしれない。
それを思うと一気に体温があがった。
ぼっ、と顔を真っ赤にして、フィアンマは絨毯に座り込む。
咄嗟に自分を抱きしめ、自分を隠すものを探した。
ベッドの上に毛布はない。トールが悠々と畳んでいた。

「ひ、きょうだ、こんな、こんなの、」
「お前に言われたくねえよ」

毛布を壁際に寄せて、トールはフィアンマに近寄る。
そして彼女のエプロンの肩紐を指先でいじり、笑みを浮かべたまま。

「顔、見せろって」
「……う、ぐ、……」



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