過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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801: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/05(土) 23:00:08.30 ID:QDJ8uQLI0

恥ずかしい。
勝利を確信していたのに、気づかなかった。
ぎゅ、とエプロンの生地を握り締め、フィアンマは脚をすり合わせる。
寒いのではない。ただひたすら、恥ずかしいばかり。
正に穴があれば入りたい、といったところか。

「……トール…」
「泣きそうな声出したってダメだ。お前が負けたのが原因だろ?」
「先程の衣装の方がまだマシだ、」
「そっちのチャンスで俺を騙したのはフィアンマだ」

ことごとくズバズバと言われ、フィアンマはじわりと目に涙を浮かべる。
結構打たれ弱いのはわかっているはずなのだが、容赦がないようだ。

「……」
「、っ」

髪を撫でられる。
嫌という感情は、当然ながら湧かない。
俯くその顔に触れられ、指先であげられる。

「可愛いってよりはエロいな」
「……変態なのか。お前は」
「どう思う?」

はぐらかし、トールは彼女のエプロンに手をかける。
脱がしはしない。ちょっとズラすだけだ。

「……恥ずかしい、からせめて毛布、」
「ダメだ」



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