過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
1- 20
823: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/07(月) 22:16:24.41 ID:7yf7VPgC0

オティヌスの発言と同時。
フィアンマの脳裏に浮かんだのは、週刊雑誌のニュース欄。
とある宗教団体の集められたビル内で行われた大量殺人事件。
三百人を優に超える人々は、一人残さず女教祖に撲殺された。

「……だがあの犯人は」
「女教祖という話だったな。…犯行を否定している」

その時間、違う場所に居た。
アリバイこそあるものの、残された指紋などは全てその女教祖のもの。
証拠は充分、自白の裏付けを取り次第死刑だろう、という話が流れている。

「……トールは犯行時間、俺様と一緒に居た」
「………」
「だから、トールがそんなことを行える訳がない。
 そもそも動機がないだろう。どうしてそんなことをする必要が?」
「私にもそれはわからない。だが、見たことしか話していない」
「見た…? トールを、現場で?」
「ああ」

オティヌスを、見つめる。
嘘をついているようには思えない。
そもそも、そんなことで嘘をついても意味がない。
困惑させて苦しめるような関係ではない。
既に和解しているのだから。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/658.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice