過去ログ - ほむら「楽園──パーフェクト・ワールド──」
1- 20
13: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 21:57:18.16 ID:adS1Iz0Jo
調子が悪いのはその通りだけど、ここで休んでしまったら、その方が立ち直れなくなりそうだから。

動いている方が、自分の弱さに呑み込まれなくてすみそうだから。

きっと、一度でも動き続ける事をやめてしまったら、それが『私』の最期なのだ。
以下略



14: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 21:57:56.73 ID:adS1Iz0Jo
挿絵。
myup.jp


15: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 22:03:29.26 ID:adS1Iz0Jo
間近から聞こえた声に、私は慌てて周囲を見渡した。


「暁美さん?」

以下略



16: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 22:05:04.58 ID:adS1Iz0Jo
……待てよ。


17: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 22:07:31.39 ID:adS1Iz0Jo
終わる?

そうだ。

今の世界で魔法少女が終わる時は、魔女にならずに『あの子』に導かれるのだ。
以下略



18: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 22:10:10.03 ID:adS1Iz0Jo
佐倉杏子が、槍の柄で私の頭を軽く叩いたのだ。

視線の先には、悲しそうな顔をした佐倉杏子と巴マミ。


以下略



19: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 22:12:29.48 ID:adS1Iz0Jo
そうだ。美樹さやかを失った悲しみの傷は、全員がまだ癒えきった訳ではないのに……

私はなにを言っているのだろう。

最低だ。
以下略



20: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 22:15:57.35 ID:adS1Iz0Jo
『こんな話、誰が信じてくれるのよ』

『でも、彼女達なら……』

『私は誰にも頼らないと決めたはずよ』
以下略



21: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 22:19:15.52 ID:adS1Iz0Jo
巴マミのような、自分の弱さに苛まれつつも、負けずに頑張り続けられる強さが。

佐倉杏子のような、きちんと現実を見、受け入れて生き続けられる強さが。

美樹さやかのような、ボロボロになって荒れ果てても、結局最後には人を思いやれるような強さが。
以下略



22: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 22:21:42.11 ID:adS1Iz0Jo
私には──たとえ表向きのものだったとしても──彼女達のような堅固な心も、
内に秘めた優しさも持ち合わせてはいないから。


「おうマミ、あたしはリンゴのケーキな!」
以下略



23: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2013/10/28(月) 22:26:00.53 ID:adS1Iz0Jo
─────────────────────



でも。
以下略



48Res/18.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice