過去ログ - しんのすけ「カナちゃん、青い血が流れてるゾ……?」
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48: ◆0Qglq3B3Ok[saga]
2013/10/30(水) 23:12:39.25 ID:8qGmQLL0o
鈴木「ああ、ついでに彼女と同じ檻に入っている男の子も紹介しますよ。彼は地球上では押切と名乗っていますがね、実は宇宙人です。コンウェル星出身のね。もはや希少種ですが、ご存知ですか?」

アヘ「コンウェル星……まさか!」

鈴木「ははは。コンウェル星のことまでご存知とは驚いた。本当に勉強されているのですねぇ」
以下略



49: ◆0Qglq3B3Ok[saga]
2013/10/30(水) 23:17:35.08 ID:8qGmQLL0o
鈴木「ふふ。まあいい。話を元に戻そう。押切の父は元々貧乏で、逃げ出すための宇宙船を買えるような金は持っていなかった。だから、惑星が消滅する寸前に、あるところから金を借りたんだが、それがうちの系列のローン会社だったんだな。そして、逃げ出す宇宙船の中で父親が押切を生んだ」

まつざか先生「父親が生んだ?」

押切「僕たちの星では……オスがメスの卵子を取り込んで、オスの体内で受精するんです。それで、オスが卵で子供を産む」(暗い表情)
以下略



50: ◆0Qglq3B3Ok[saga]
2013/10/30(水) 23:21:39.41 ID:8qGmQLL0o
鈴木「また話が脱線したな。戻そう。コンウェル星人を使った我々のビジネスモデルは、『希少種であるコンウェル星人保護のための寄付金収集、および、生殖補助』だ。そのために、色々な星の女を攫ったものだ。我々のビジネスモデルを理解してもらうためには、彼らの生殖プロセスを知る必要があるのだが……押切、説明してやれ」

押切「!」

まつざか先生「?」
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51: ◆0Qglq3B3Ok[saga]
2013/10/30(水) 23:25:32.57 ID:8qGmQLL0o
まつざか先生「アイツの言っていることは本当なんですか?」

アヘ総理「言い方に問題はあるが、概ね事実です。彼らの星は太古、長い乾季と短い雨季のサイクルがあったらしい。結果、体力のあるオスがメスを捕食し、体内で受精。乾季があけるまで子供を体内で守り、雨季に生むという生殖プロセスが生まれたと考えられているようです。その生殖プロセスが現代まで引き継がれた。彼らの星で戦争が起こったのも、その生殖方法に関する、彼ら自身の葛藤の結果だと見られている」

鈴木「ふふふ。こいつら、理性や感情は我々とほとんど同じ感覚をもっているくせに、そんな生殖行動をするからな。どういう神経していたんだろうな」
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52: ◆0Qglq3B3Ok[saga]
2013/10/30(水) 23:28:21.27 ID:8qGmQLL0o
鈴木「コンウェル星の女はほぼ絶滅しただろうからな。良さそうな星の女をあてがってやったのに。そいつの親父は泣いて謝りながら女を食ってたな。どうも性欲を抑えられなくなる周期があるらしいんで、それに合わせて攫ってきてやったのに。親父はだんだん病んで、自殺したな。けど、その頃には押切が生殖可能な年齢になっていたから、まあよしとした」

押切「もうやめて! 思い出したくない! やめて!」(頭を抱えてうずくまる)

まつざか先生「押切くん……」
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53: ◆0Qglq3B3Ok[saga]
2013/10/30(水) 23:30:14.08 ID:8qGmQLL0o
鈴木「ただね、このビジネスモデルにも難点がある。何かわかりますか?」

アヘ総理「……」

鈴木「コンウェル星人の性欲周期に合わせないといけない、という点と、彼らが性欲を抑える薬を服用できる点だ」
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54: ◆0Qglq3B3Ok[saga]
2013/10/30(水) 23:33:21.34 ID:8qGmQLL0o
(UFO内部 しんのすけたち)

警報アラームの音が鳴り響く中、走り続けるかすかべ防衛隊の面々。
が、天井からビーム光線が発射される。

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55: ◆0Qglq3B3Ok[saga]
2013/10/30(水) 23:35:56.42 ID:8qGmQLL0o
マサオを先頭に、一列になったかすかべ防衛隊が輪の中に入り、各自、両脇の紐を持つ。

しんのすけ「出発おしんこ〜! ガタンゴトーン、ガタンゴトーン」

マサオ「だ、大丈夫かな……」
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56: ◆0Qglq3B3Ok[saga]
2013/10/30(水) 23:38:09.27 ID:8qGmQLL0o
クイーンツの兵隊が撃ってくる。

マサオ「……!」

ビーム銃の攻撃は、やはり、防壁が吸収。かすかべ防衛隊は無傷。が、マサオは下を向いて俯いている。
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57: ◆0Qglq3B3Ok[saga]
2013/10/30(水) 23:38:59.35 ID:8qGmQLL0o
クイーンツの兵隊たち「な、なんなんだ、あいつら……」

兵隊たちは身を起こしてかすかべ防衛隊の後を追おうとするが、彼らに忍び寄る影があった。

クイーンツの兵隊たち「な、なんだこれは……!? わ、わあああああ!」


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