過去ログ - 金剛「テートクのハートを掴むのは、私デース!」瑞鶴「!?」 二隻目
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[sage saga]
2013/11/19(火) 23:40:59.43 ID:Yk7ZF34oo
救護妖精「…………準備、出来たよ」
提督「……皆、今までご苦労だった」
全員「…………」
提督「現時刻をもって、瑞鶴・島風・暁・響・雷・電の六名を除籍とする。今まで、ありがとう」
瑞鶴「……これで、お別れなのよね」
提督「……そうだ」
響「もう、会えないのかな」
提督「出来ない……」
電「長いようで、短かったのです……」
提督「私もそう思う……」
雷「明るく見送ってよね! 司令官!」
提督「お前はいつも元気だな、雷」
暁「最後まで一人前のレディとして扱ってくれなかったわね」
提督「今回だけはレディとして扱おう」
島風「もう頭を撫でてくれないの?」
提督「最後に、全員の頭を撫でようと思う」
那智「……………………」
提督「そうだったなぁ。お前達は皆、これが好きだったな」スッ
提督「一番の最初から今まで、ずっと世話になってきたよ、電。お前が私の初めての艦娘で良かったと思っている」
電「わふっ……。私も、司令官の艦娘になれて良かったのです」ナデナデ
提督「持ち前の明るさで、駆逐艦の皆をいつも元気付けていたのは知っている。影ながら支えてくれて、それに頼っていた。助かったよ」
雷「良いのよ司令官。私に頼ってって言ったじゃない」ナデナデ
提督「あまりお前の速さを活かせなかったな。それでも、不満一つ言わず付いて来てくれた優しさと健気さには感謝している」
島風「初めて提督と会った時のかけっこ、怖かったけど楽しかったもん。あれだけでも私は貴重な体験が出来たと思うしねっ。出来ればもう一回したかったなぁ。またかけっこしようね?」ナデナデ
提督「うむ。──暁はいつも空回りしていたな。一人前のレディなんだからもう少し落ち着いたらどうだ?」
暁「一人前のレディ……。──ありがと! 気を付けるわね」ナデナデ
提督「駆逐艦の中で一番問題があったが、一番可愛がったのは響だったな。どうだった、私は」
響「…………うん。好きな気持ちで一杯なのは今でも変わらないよ。この気持ちのまま最後を迎えるのは、ある意味嬉しいね」ナデナデ
提督「私の艦娘の中で一番努力していたのは瑞鶴だったな。視力を落としてまで夜遅く本を読んでいたんだろう?」
瑞鶴「…………なんで気付いてるのよ。視力もちょっとしか落ちてないのに」ナデナデ
提督「戦術は良くなっていたが索敵範囲が多少落ちていて、遠くの物を見る時に少し目を細めていたからな。天龍達と演習した時から気付いていたよ」
瑞鶴「──あはっ。ズルいなぁ……。そんな事を言われたら、もっと好きになっちゃうじゃない」ポロッ
瑞鶴「でも……気付いてくれてたのね。ありがとう、提督さん……」ポロポロ
提督「……皆、今までありがとう────」
カチン──。
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