27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/29(火) 03:22:45.30 ID:kWQTiV4f0
それから貴音と雪歩は積極的に会話をすることが増えた。
はたから見れば姉妹のような、そんな普通の女の子二人の姿がそこにはあった。
貴音も笑顔が増え、殺戮人形といわれていた事が嘘のように表情豊かになっていった。
しかし、戦争は待ってはくれない。
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2013/10/29(火) 03:23:46.34 ID:kWQTiV4f0
「それでは雪歩行ってまいります。」
「貴音さんお気をつけて、必ず帰ってきてください。」
黙って頷くと貴音は最後の戦いへと赴くのであった。空には煌々と満月が輝いている。この戦いが終われば戦争が終わる。雪歩と一緒に静かに暮らそうと二人は約束していた。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/29(火) 03:24:19.78 ID:kWQTiV4f0
どうやら一人仕留め損ねていたようだ、前まではこんなこと絶対になかったのに、嫌だ、死にたくない、雪歩にまた会いたい、会って話がしたい、雪歩の事を考えていたら自然と涙が出てきた。徐々に体に力が入らなくなってきた。意識が遠のく、結局人が何故泣くのか、理由はわからずじまいでしたね。
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/29(火) 03:25:00.50 ID:kWQTiV4f0
どうやら、遠征部隊が帰ってきたようだ。しかし、なんだか様子がおかしい、誰かが担ぎ込まれてくる、それは一番見たくなかったあの真っ赤に染まった銀色の甲冑だった。
新米軍医にはどうすることも出来ず、先輩の軍医に貴音を任せることしか雪歩には出来なかった。死なないで、こんなお別れは嫌だ、もう一回話がしたい、悲しくて涙が溢れてきた。結局、雪歩は貴音を助けることが出来なかった。泣き疲れて雪歩は寝てしまった。
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/29(火) 03:25:35.21 ID:kWQTiV4f0
「貴音さん、お体は大丈夫ですか?」
「雪歩、もう心配することはありません。この通り傷もすっかり塞がりましたから。」
あの後、例のメガネの男が現れ、手術をしたところ見事貴音は一命を取り留めた。その後男は「貴音はここに置いていきます。」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/29(火) 03:26:17.86 ID:kWQTiV4f0
これで終了です。
おめ汚しすみませんでした
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/29(火) 11:32:04.07 ID:O5Uc1DVv0
乙
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/29(火) 20:09:48.68 ID:COYCURDKo
おつんつん
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/29(火) 22:56:24.21 ID:9IsUfRjXo
失礼ながら映画オチや台本オチになると思ってたからいい意味で裏切られた乙
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