過去ログ - 【安価SS】男「タイトルホルダー?」【異能力バトル】
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887: ◆/4zOUBCFw.[saga]
2014/02/09(日) 22:23:00.62 ID:9KTfVyfy0
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俺はサムライを追って場所を聞き、アリサの部屋に行った。今は亡きエロメスの後は誰も入ってないようだ。

部屋に鍵がかかってなかった。不用心だと思いつつ入った。

アリサは寝ていた。規則的な寝息をたてている。

彼女は最後の最後、ジャックを串刺しにして足止めした。それはジャックへの彼女なりの決別だったのかもしれない。

俺は回り込んで寝顔を見た。幸せそうな寝顔だ。この笑顔を見れた、それだけで苦労も一入だ。

布団がめくれていたのでかけてやった。寝苦しそうに呻いた。

起きたのだろうか。

騒がれるとまずいし、万が一俺が間違いを犯した場合にPさんを悲しませる結果になることだけは避けたいので部屋を即座に出た。

俺はタイトルホルダーではなくなった。それは、ジャックという強敵を倒すための代償に使ってしまった。

これからは無能力者としてこの世界の市井の一般市民になるのだろうか?

俺はそうなりたくはない。なんとかサムライか誰かに頼み込んでこの組織にいさせてもらおうと思う。無能力者たちの噂を集める係なんてどうだろうか?

ただこの案は本部長は許すだろうか大いに不安だ。

みっともないがPさんのヒモ、というのもいいだろう。それなら専業主夫として頑張ればいい話だ。

ドア越しにおやすみ、と声をかけ、ドアを離れた。

その時、小さく『大好き』と聞こえた気がした。おそらく寝言か、気のせいだ。

ジャックとの戦いの時にアリサが呟いた言葉の母音を思い出し、ちょっと照れた。

俺はPさんが好きだ。だが、俺はPさんのために能力を消してジャックを倒したのではない。

みんなのために使ったのだ。ちょっとした、過去の人のヒーロー。俺はそれでいい。満足だ。

これからのPさんや、みんなの事を考え、俺は部屋に向け小走りに駆け出した。祝賀会のプレゼント交換に出す品はデザートイーグルにしようと考え頬を緩ませながら。


HAPPYEND 【明日を目指して】


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