過去ログ - 静「日本料理を食べに行こう」
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1: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 21:47:29.68 ID:eT7JBZAL0
※初めに

・このSSは「静・ジョースターの奇妙な日常」の続き・第八話です。
一応途中からでも読めるかもしれませんが、最初から読んだほうが楽しめるかと思います。

・オリジナルしかないです。キャラ改変注意。あと今回の初っパナ、地の文注意で。

・まだまだ修行中の身ですが、料理について書かせてもらいます。細かいツッコミは無しでお願いします。
間違っててもあまり言わないで……。

・長くなりましたが、書かせていただいます。

一話
静・ジョースターの奇妙な日常
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二話
仗助「静のやばい物を拾ったっス」
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三話
静「ジャンケン教師がやって来た」
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四話
静「引きこもりのうちへ遊びに行こう」
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五話
静「泥棒をしよう」
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六話
静「ペーパー・バック・ライターは父親に憧れる」
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七話
静「お見舞いへ行こう」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[[sage]]
2013/10/30(水) 21:56:06.04 ID:xJg5v9H40
きたー


3: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:00:45.32 ID:eT7JBZAL0
…………

僕の精神の奥底にあるのは、ゆがんだ『嫉妬心』だけだ。
全てのものがうらやましい。……僕は何も持ってない。

以下略



4: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:05:45.36 ID:eT7JBZAL0
学校から帰ると真っ直ぐ塾へ行き、
しっかりと勉強をしてやっと人並みだ。
その後家でもっと勉強をして、寝る間を惜しんで、やっと人並み以上だ。

運動なんてする暇がない。部活動なんか出来やしない。
以下略



5: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:10:40.60 ID:eT7JBZAL0
「兄ちゃんよォー……ちょいと俺らに『小遣い』……カンパしてくんねェかなァ〜〜?」

クソ、畜生。どうして僕はこんなにも『弱い』んだ。
ちょいと塾からの帰り道、近道しようとひと気の無い『小道』を通った自分が許せない。
数分前の自分を殴ってやりたいと思った。
以下略



6: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:15:35.13 ID:eT7JBZAL0
「おい!何黙りしてんだよォッ。これから死人になる訓練か?」

「それとも早くも出ちゃったのかもよォオ〜〜」

「さっそく日本語わからない作戦んンン〜〜」
以下略



7: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:20:34.73 ID:eT7JBZAL0
「お金……なんて……もってません」

なけなしの勇気を放った。
この一言を言うだけで精一杯だった。足が震える。心拍数が上がり呼吸も荒くなる。
そんな自分が許せない。勇気を持っている人々がうらやましい。
以下略



8: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:24:31.61 ID:eT7JBZAL0
「ほお〜っ、持ってないといったの?」

「今……目〜〜そらしたね?」

「それってさあ〜〜っ『俺らに払うのは持ってない』って意味?それとも……」
以下略



9: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:30:01.23 ID:eT7JBZAL0
「テメェマジにふざけるなよ」

「ふざけるだなんて、そんな……」

「ナメた目つきしやがってよォー……優等生のおボッチャンには、俺らのことが社会のゴミムシに見えて仕方ないっつゥーことか?あァ?」
以下略



10: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:34:40.35 ID:eT7JBZAL0
「こういう野郎、俺マジに許せねェんだよ。人を見下しやがってよォー」

「やっちまうか?」

「とりあえず、脱がせ。財布とケータイ取り上げろ」
以下略



11: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:38:52.64 ID:eT7JBZAL0
「そっち押さえつけろ。そっち持て」

「え?うあああっ」

「暴れるんじゃあねーぜ、間違って目ン玉えぐっちまったよォー、お互い嫌だよな?俺らもそこまでやりたくねェ。ただちょっぴりわからせてやりたいだけだ」
以下略



12: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:39:21.70 ID:eT7JBZAL0
力があれば――

「――お前ら――」

僕は、こいつらを――
以下略



13: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:39:56.98 ID:eT7JBZAL0
「――死んじゃえ」

――『殺す』ことだって出来るのに。


14: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:40:23.49 ID:eT7JBZAL0
ドスッ

「……えッ?」


15: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:41:07.33 ID:eT7JBZAL0
バシュウウウウウ!!!

「ああああああああああぁぁぁぁあァァァァァァァッッ……」

ボコボコボコボコ……
以下略



16: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:41:56.87 ID:eT7JBZAL0
……何が起こった?

僕の顔に、ナイフが刺さる前に……
『何か』が、『僕の背中を刺した』……?
そしたら……何だ?不良の一人が……
以下略



17: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:44:45.57 ID:eT7JBZAL0
「ひッ!?ひいィィィ――ッ!?」

「何だッ!?お前ッ!!何をしたァ――ッ!?」

そんなの僕にもわからない。さっぱり何もわからない。
以下略



18: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:47:51.21 ID:eT7JBZAL0
「てッ!テメエ!妙な事しやがってェェェエ――ッ!!!」

男の一人が、ナイフを持って突進してきた。
そのナイフは、僕の身体に当たると……
刺さることなく塵になった。
以下略



19: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:49:37.64 ID:eT7JBZAL0
「う……うわああああああああああ!!!」

残った二人の男が逃げた。

「ま……待ってくれ!」
以下略



20: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:52:48.03 ID:eT7JBZAL0
男の一人がこけた。足がもつれて、前のめりにつんのめったようだ。

「待って……話を、聞いてくれ……!」

その男の肩を、僕はつかんだ。
以下略



21: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:55:10.65 ID:eT7JBZAL0
「ああああああああ!!!」

最後の一人は……追いかける気にもならなかった。
その叫び声は、まるでテレビの中から聞こえるようで……
僕とは遠い世界にあるように聞こえた。
以下略



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