15: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:41:07.33 ID:eT7JBZAL0
バシュウウウウウ!!!
「ああああああああああぁぁぁぁあァァァァァァァッッ……」
ボコボコボコボコ……
16: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:41:56.87 ID:eT7JBZAL0
……何が起こった?
僕の顔に、ナイフが刺さる前に……
『何か』が、『僕の背中を刺した』……?
そしたら……何だ?不良の一人が……
17: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:44:45.57 ID:eT7JBZAL0
「ひッ!?ひいィィィ――ッ!?」
「何だッ!?お前ッ!!何をしたァ――ッ!?」
そんなの僕にもわからない。さっぱり何もわからない。
18: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:47:51.21 ID:eT7JBZAL0
「てッ!テメエ!妙な事しやがってェェェエ――ッ!!!」
男の一人が、ナイフを持って突進してきた。
そのナイフは、僕の身体に当たると……
刺さることなく塵になった。
19: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:49:37.64 ID:eT7JBZAL0
「う……うわああああああああああ!!!」
残った二人の男が逃げた。
「ま……待ってくれ!」
20: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:52:48.03 ID:eT7JBZAL0
男の一人がこけた。足がもつれて、前のめりにつんのめったようだ。
「待って……話を、聞いてくれ……!」
その男の肩を、僕はつかんだ。
21: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:55:10.65 ID:eT7JBZAL0
「ああああああああ!!!」
最後の一人は……追いかける気にもならなかった。
その叫び声は、まるでテレビの中から聞こえるようで……
僕とは遠い世界にあるように聞こえた。
22: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 22:57:21.48 ID:eT7JBZAL0
「そうよ。貴方がやったことなの」
声がした。
路地の奥の、暗闇からだ。男が逃げた方向からだ。
23: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 23:00:07.02 ID:eT7JBZAL0
「め……メイ……?どうして、ここに……?」
彼女は病弱で、たまに出かけることはあっても、こんな暑い夜には出歩かないはずだ。
それが……どうしたのだろう。彼女は……
前に見た時よりも遥かに健康そうでいて(肌は相変わらず青白かったが)
24: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 23:03:07.85 ID:eT7JBZAL0
「彼なら……丁度いいかもしれないわね。静と同じ学校の子だし、近づくのも容易でしょう」
「ああ。しかし、彼女……静・ジョースターが、まさか生きていたとはな……」
「少し驚いたけど、そうね。彼女なら納得だわ。私は彼女のそういう所を、すごく尊敬している。彼女はコンプレックス等、弱いところが沢山ある。それが……彼女の強さなのよ。彼女の強さになっているのよ。弱さを強さに変える、そういう所が尊敬出来るのよ……」
25: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/10/30(水) 23:05:06.91 ID:eT7JBZAL0
「ぜぇーんぶ、貴方がやったことなのよ」
「ぼ、僕が……?」
「そう。貴方は『矢』に選ばれたの。『矢』の力によって、貴方は……こんな力を手に入れたのよ」
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