過去ログ - ウートガルザロキ「あなたの願い、叶えます」
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851:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/28(火) 23:43:24.48 ID:l5MajaGSO

「きゃ?!」

「うわっ?!」

「んなっ?!」

「ピガガ?!」


人や車、清掃用ロボットを軽やかに避け、飛び越え、追い抜き、股抜けして。

疾風のごとく疾走していく。

「サンドリヨンちゃん!右から!」

「! ありがと!」

背後から迫った『未元物質』を半回転捻りでよけ。

「サンドリヨンちゃん!貴女の足なら壁も公共物も足場に使えるはず!
 それらを使えばより効率的に逃げられるよ!と、『助言』しよう!」

「! 了解!」

ダンッ!歩道を踏み抜く勢いで足を叩きつけ。

オフィスビルの3階付近へ跳躍する。

「はっしっれー!サンドリヨンちゃん!」

「言われずともっ!」

カカカカカカカカカカカカカカカカカカカカ!!!

重力?何それ美味しいの?と言わんばかりに、サンドリヨンはオフィスビルの壁を爆走していく。

「! サンドリヨンちゃん!右舷3時の方向!」

「把握っ!」

ズダン!壁を蹴り、『未元物質』の触手から離脱。

「っしょっと!」

信号機の上へ着地。


からの

「ラ♪ラ♪ラー♪」

追加詠唱を組み込んで跳躍力を伸ばし、信号機や街路樹を飛び石代わりに跳んでいく。

全速力で逃げる事数分。街を浸食していく"白い何か"からようやく離れ始めていく。

「すごい。どんどん引き離していくよ!」

「フン、当たり前よ。舞踏会の灰被り《サンドリヨン》は完璧なのだから」





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