過去ログ - ウートガルザロキ「あなたの願い、叶えます」
1- 20
886:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/29(水) 00:23:27.56 ID:eYXHsm/SO

「でも。今の同僚が私を引き留めてくれたんだ。」

「『俺んとこで、働けよ』と」

「私が作った料理を食べて、『美味しい、また食べたいよ』と言ってくれた。」

今は留守にしている二人の同僚の顔が思い浮かぶ。


思わず、木山の肩を掴んでいた。


「ここは、私が初めて…学園都市でできた"居場所"なんだ」

「……」

「失って、たまるか…っ!今度こそ、守ってみせるんだ!もう、何一つ『学園都市』に奪わせてなるものか!」

気づけば、拳が真っ赤になるくらいに握りしめて震えていた。

「いいか、もし貴女が出ていったり、第二位が貴女を使ってこの街を更にどうにかしてしまったら。
 私の"居場所"は直接、間接的に失ってしまうんだ!」

「頼む、木山!私の"居場所"を一緒に守ってくれ!!!」


木山は黙って、じっと聞いていた。

そして。

「……ハァ。わかったよ。私の負けだ。」

「やって、くれるのか」

「ああ。私もできる限りの事をしよう。第二位に、一泡吹かせようじゃないか」

ニッコリ微笑んで。

「「よろしく頼む(よ)」」

二人の研究者は握手を交わした。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/617.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice