過去ログ - ウートガルザロキ「あなたの願い、叶えます」
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885:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/29(水) 00:21:14.94 ID:eYXHsm/SO


「この『居場所』だけは。例え、私が酷い最後を迎えてでも守りたいものだからだ。」

「……」

「貴女を、見捨てたくないんだ。どうしても」

「…じゃあ!お望み通り、一生ここに居てあげようか?!作戦に参加はしないがね!!
 君が判断を誤れば、その大事な場所とやらが壊れるぞ?!」

「だから、全てを守るために戦おうと言っているんだ!!」

「っ、」

「……私は、科学が好きだ。 だが、学園都市は嫌いだ。
 私を利用するだけ利用し、拒絶し、生きられないようにするからな。」

「……」


「私には、仲間もいなかった。友人もいなかった。恋人も。仕事も、命でさえ…失いかけた。」

「だから、少し前まで。本当は、もう出ていこうと思っていた。」

「それが、研究者として死ぬほどの苦痛であったとしても。」

木山も同じ研究者として、それは痛いほど分かる。

"科学の最先端"を知る研究者としては、"外"の十年単位で遅れた技術で研究など、苦痛以外の何物でもない。

例えるなら、街で暮らす若者が『今からケータイもパソコンも、電化製品も便利な道具も何もない原始時代の生活をしろ』

と言われるようなものだ。





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