119: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:18:26.44 ID:199Q0AEFo
凌辱―おか―された。
120: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:18:52.43 ID:199Q0AEFo
蹂躙―おか―された。
121: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:19:22.74 ID:199Q0AEFo
オカサレタオカサレタオカサレタオカサレタオカサレタ――
122: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:19:57.08 ID:199Q0AEFo
「う……うぅっ……うぁあぁ……!」
泣き声を洩らしそうになり、すんでのところで口を塞いだ。
ここで大きな声を上げたら、誰かに聞かれてしまう。
123: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:23:00.13 ID:199Q0AEFo
――
凛は気付くと、独り、CGビルの屋上にいた。
124: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:23:47.10 ID:199Q0AEFo
このドス汚い世界に、娯楽と癒しを運ぶ妖精たるアイドル。
そんなトップの自分が、無残に散らされたとあっては、もはや存在価値などない。
魔法をかき消されたシンデレラに、意味はないのだ。
125: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:24:34.24 ID:199Q0AEFo
「…………あれ……?」
ふと、顔を挙げて、虚空を見詰める。
「……“あの人”……って誰のこと?」
126: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:25:10.39 ID:199Q0AEFo
いや、そもそも、“自分とは何か”を忘れているような、何かピースの嵌らない感覚。
私は、渋谷凛。
でも、人々が見ている私って……誰?
127: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:26:05.96 ID:199Q0AEFo
――――
――
128: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:27:04.49 ID:199Q0AEFo
こんな傷物よりも、才能や容姿に恵まれている他の子の方が、きちんとアイドルをやれる。
傷物は、偶像の役目を果たせない。
結婚などならまだしも、無理矢理穢された偶像など、崇拝されることはないのだ。
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