161: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:41:08.30 ID:199Q0AEFo
「ビンゴですね。渋谷凛のDeNAとは一致しない体液が三種、検出されました」
加藤がちひろを見て云い、井上は顎に手を当てる。
「……強姦―レイプ―、だな」
162: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:42:30.19 ID:199Q0AEFo
「――あらあら。うちの大事な道具を随分と可愛がってくれた人がいるようですね」
ちひろが、相変わらずの笑みを浮かべたまま云った。
「――凛ちゃんは真面目ですねえ。犯されたからと云ったって、“器―アイドル―”としての機能は別に問題ないのに」
163: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:43:54.48 ID:199Q0AEFo
164: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:44:57.08 ID:199Q0AEFo
――君、アイドルになる気はないか?
――ふーん……ンタが私のプロ……ーサー?
165: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:45:44.64 ID:199Q0AEFo
PiPiPiPi……
ぱちり。
166: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:46:18.04 ID:199Q0AEFo
今日も仕事。
今日もアイドル活動。
167: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:48:52.47 ID:199Q0AEFo
・・・
シャワーを浴び、寝汗を流して、バスタオルで身体を拭いながら部屋へ戻る。
168: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:50:11.74 ID:199Q0AEFo
――な、なにこれっ!
たまらず、台所へ走って水をがぶ飲みする。
たっぷり数十秒ほど咳き込み続け、それが落ち着く頃には、目に泪が浮かんでいた。
169: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:51:34.48 ID:199Q0AEFo
・・・・・・
170: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:52:43.36 ID:199Q0AEFo
何故か普段つけているはずのネクタイがなかったので、今の凛の胸元は少しだけいつもより開いている。
そこへ、扉を開けて、アイドル仲間かつ、最も仲の良い関係にある者の一人、北条加蓮も出社してきた。
「おっはよー」
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