過去ログ - 凛「庭上のサンドリヨン」
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169: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:51:34.48 ID:199Q0AEFo


・・・・・・


以下略



170: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:52:43.36 ID:199Q0AEFo
何故か普段つけているはずのネクタイがなかったので、今の凛の胸元は少しだけいつもより開いている。

そこへ、扉を開けて、アイドル仲間かつ、最も仲の良い関係にある者の一人、北条加蓮も出社してきた。

「おっはよー」
以下略



171: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:55:23.08 ID:199Q0AEFo
「え? ううん、何もしてないよ? どうしたの加蓮、そんなこと訊くなんて」

不思議そうに答える凛に、加蓮もまた不思議そうな顔をして言葉を返す。

「えー? おかしいな……気のせいかなぁ? あ、そうだ、こないだ凛と行ったバーのマスターがさ――」
以下略



172: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:56:19.31 ID:199Q0AEFo
ちひろが困った顔をして二人を誡める。

「――さ、凛ちゃん、ちょっと時間が押してるから……。加蓮ちゃんも、あまりゆっくりしてられないわよ」

「あ、ごめんなさい。すぐダイブするね」
以下略



173: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:57:09.57 ID:199Q0AEFo
数瞬でデータリンクを終え、メニューが表示される。


  { お仕事 } [ LIVEバトル ]
[ レッスン ] [ 特訓 ] [ ガチャ ]
以下略



174: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:58:25.61 ID:199Q0AEFo
凛に関する刊行物を購入したユーザーのために、サインを書いていく。

紙などの実体はないが、ユーザーの購入した電子コンテンツに、一意の直筆署名を書き、紐付けして埋め込んで行く。

『○○さんいつもありがとう! Rin Shibuya』
以下略



175: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:59:19.39 ID:199Q0AEFo
イベントに集まったのはおよそ数千人。

その中で百人にしかサインを届けられないのは忍びない、とのことで、凛の口からゲリラライブの敢行が告げられた。

集まった数千人のほとんどは、凛に会えれば充分満足、と云う人々であったので、このサプライズプレゼントは、歓声を以て迎えられた。
以下略



176: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 22:59:55.96 ID:199Q0AEFo

仕事を終え、一旦NEURONetからログアウトした凛は、満足げな溜息をついた。

何故だか判らないけれど、今日の仕事は久々に充足感を得られた気がする。

以下略



177: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:03:00.64 ID:199Q0AEFo

――

昼休みの食事を軽くつまんでいると、午前の仕事を終えた加蓮が傍を通り掛かる。

以下略



178: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 23:03:35.81 ID:199Q0AEFo
「え? アタシそんなこと云ったっけ?」

その様子に、朝とは完全に立場が逆転したかの如く、凛は眉をひそめる。

「ちょっと、加蓮、何云ってるの。朝のことだよ? 私ちゃんとメモ書きしておいたんだから」
以下略



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